決算!忠臣蔵 | とどのつまりは桶屋がもうかる。

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徒然なるその日暮らしの記録。

決算!忠臣蔵を観た。

元禄14年。江戸城にて赤穂藩藩主・浅野内匠頭は、賄賂まみれの吉良上野介の斬りかかったことで、幕府からお家取り潰しとなる。赤穂藩士たちは路頭に迷うことに。しかし世間は仇討の空気となっている。とはいえ討ち入りにはお金が必要。討ち入るのか、討ち入らないのか、迷っているうちにも予算はどんどん減っていく。果たして彼らは仇討ちを成功させることはできるのか!?

演技派俳優と芸人が多数出演の仇討ちとお金のコメディ。
忠臣蔵は美談的に語られることがあるものの、現実には簡単なはなしでない。あたりまえのことだけど、討ち入りへの旅路はもちろん、人件費、防具になにをやるにもお金が必要。金勘定が苦手で意見が一致しない武士たちは必要な予算をどんどん無駄にしてしまう。こういう切り口が斬新だが、プラス演者が多くてわちゃわちゃ感が楽しい。

主演となる堤真一がコメディしつつも、締めるとことは締める演技があるから緩急がお見事とも言えるのである。