不調です

 

 

今週月曜日からみっくんの調子があまりよくありません。

今すぐどうこうという症状ではないけど、元気がなく表情もぼんやりした感じ。

まあ病気なのでもともと元気ではないですが。。。

 

普段以上に自分の部屋で寝てばかりです。

月曜には体の震えがあり、昨日は独特の体臭(口臭)も強く感じられたので、

恐らく尿毒症の症状が出てしんどいのだと思います。

 

強制給餌で何とか食べている量が元々少ないのに(必要カロリーの半分くらい)、

さらにその半分程度しか食べられません。

しかも、昨夜は少し吐き戻しもしてしまいました。

 

それでも頑張ってる猫

 

そしてこの2~3日、尿量がすごいです。

大体2~3時間おきに排尿。

一回あたりの尿量はトイレシートの1/3から半分が濡れてしまうくらい。

重さを測って計測してみると、多いときは100ml近くにもなっていました。

りっぱな「多尿・頻尿」です。

 

でも我が家では、それはみっくんの体が不要なものを排出しようと

一生懸命頑張っている証拠だと考えるようにしています。

 

じつは5月に一度、丸4日近く尿が出なかったことがありました。

獣医師の先生も

「おしっこが出れば希望はあるけど、これはもう難しいかも」

とおっしゃってました。

その時は無尿以外にも散瞳、下半身の麻痺、頭が揺れるなどの神経症状がひどく、

私達も「正直もう無理かもしれない。。。」と連日メソメソしてました。

 

それに比べれば頻尿は、少なくとも腎臓がまだ頑張っている証拠なので、

今回もあまり悲観的にならずいつも通りのケアをしてあげようと思います。

 

それに嬉しいことに、今日病院で体重を測ったら、

ろくに食べていないのに先週と同じ体重をキープできていました。

週末までは頑張ってごはん食べてた成果かな?

輸液の成果(昨日と一昨日、1日3回してます)なのか、

脱水もひどくないと先生に言って頂けたので

いまの状態を保ってゆっくり休んでもらえればと思います。

 

1日中お昼寝です
 

 

猫のお部屋

 

みっくん猫は以前から贅沢にも自分の部屋を持っています。

ニンゲンは1人部屋ないのに。

といっても、物置部屋にトイレと食事場所を設置してただけだったのですが、

便宜上(?)「みっくんの部屋」と呼んでました。

 

今日はそのお部屋のご紹介です。

 

体調が悪いときはトイレを使うたびにぐったりしているので、

思い切って寝床をトイレの近くに設置しました。

 

「猫のトイレ設置場所」とかでググると「寝床の近くは避ける」等と

書いてあるのですが、病気なので仕方ないです。

幸い本人はまったく気にすることなく、むしろこの寝床が気に入ったようで、

一日のほとんどをここで過ごしています。

 

いつでもトイレに行ける

 

トイレ周囲にはトイレシートを敷き詰めています。

見た目×ですが、体調が悪いときに粗相することがあり、これも仕方ないです。

実際このシートには何回も助けられました。小だけでなく大も。

 

トイレの背面には、不要な段ボール。

これも粗相対策です。

前だけではなく後ろにもこぼすことがあったので。

 

見た目は気にしない

 

寝床は、ミニホットカーペットの上にタオルとブランケットを重ねています。

いっとき体温が下がってしまった際に体を温めるため

このカーペットの上に寝かせたところ、えらく気に入った様子。

 

今は電源を入れてないですが、引き続き使ってもらっています。

 

お気に入りの場所

 

こちらは、かつて(一応今も)私の脚マッサージ機だったもの。

結構高かったんです。下に落ちてるスポンジ屑が悲しい。。。

 

猫には爪とぎ器だと認識されているようで、健康な頃からガリガリされてました。

昔はこれに爪とぎされるたびにコラー!と怒ってましたが、

今は「爪とぎする元気があって嬉しい」と親ばか全開の思考になり、

寝床の近くにおいて惜しげなく(いやちょっと惜しいけど)使ってもらってます。

 

以上、また長文ですが猫部屋のご紹介でした。

少しでも快適に過ごせてもらえてたら飼い主冥利につきます。

 

 

先週処方してもらった食欲増進剤。

ごはんに少し興味を持ち、ニオイを嗅いでくれるようにはなりましたが、

残念ながら自分で食べるところまでは到達してません。

 

なので、引き続きシリンジで強制給餌を続けています。

 

これまでの反省点

 

強制給餌が好きな猫ちゃんはあまりいないと思います。

うちのみっくん猫も、嫌いです。

が、必要以上に嫌いにさせてしまった原因は私&夫にありそう。

自戒の意味で過去の行いをメモしていきます。

 

いちばんの原因(と私が勝手に思っている)は、なんといっても

でっかいシリンジ(50ml)で給餌をしていたことです。

小さいのだと1回分の量が入り切らないね、ということで

でかシリンジを使っていたのですが、、、

 

まず、ひとくち分の量の調整が難しい。

片手で扱いにくい大きさなので、つい力が入りすぎて

勢いあまって大量のフードが飛び出してしまったことも。

危険きわまりないです。。。誤嚥が起きなくて本当によかった。

 

二点目に、当然ながらシリンジ口が大きい。

犬歯の横の隙間にシリンジを差し込むのが標準的なやり方ですが、

うまく入らず無理やり口をあけて差し込むことが多々ありました。

時には歯茎にあたって痛かったことでしょう。

本当に申し訳ないことをしてしまいました。

 

そして、見た目がとにかく大きくて威圧感ありますよね…

人間だったら、眼の前にビール瓶サイズの容器をどどんと持ってこられて

さあ食え!とドバドバ口に流し込まれる感じでしょうか。

 

これでは嫌がるのも当然です。

過去の自分達に大馬鹿者と言ってやりたいです。。。

 

それから、保定の仕方も間違えていたかも。

「どういう姿勢だと自分たち(人間)が給餌しやすいか」

ばかり考えてしまって、

「どういう姿勢ならみっくん(猫)が食べやすいか」

が抜けていました。

 

なので、1人が普段抱っこするような形で抱きかかえて頭をおさえ、

もう1人が口を開かせて給餌する、みたいなやり方をしてしまいました。

 

猫の立場なら、恐怖でしかないですよね。鬼の所業。ごめんなさい。。。

 

現在は…

 

まず、シリンジを変えました。

今は2.5mlのシリンジを使っています。

これにひとくち分だけ吸い上げ(大体1~1.5mlくらい)て給餌、を繰り返してます。

 

これだと以前のようにドパッとなることなく、どれだけ食べたかもわかりやすい。

片手で簡単に扱えるので、空いた手で顎を支えたり

ナデナデしながら給餌したりもできるようになりました。

シリンジ口も小さいので、本人の負担も少しは減っているはず。

 

50mlと2.5mlのシリンジ。差は歴然。50mlのはペットの食事補助にと書いてあるが、よく考えれば犬用?

 

ごはんも粘度を調整して、濃すぎず薄すぎずを目指しています。

濃すぎるとシリンジにうまく吸い上がられず、

薄すぎると口からこぼれたときに口周りや体を汚してしまうからです。

それにどうやら、水っぽいものよりある程度粘度があるほうが飲み込みやすそう。

 

また、今の課題はとにかくカロリーを取ってもらうことなので、

療法食にはこだわらず、介護用の高カロリー食を使っています。

 

味わえてるとは思えないけど、一応味は日替わりにしてます

 

これだけだと少し固すぎるので、以前は水を少し加えていました。

ここ数日は、少しでもカロリーをかさ増ししたく、先日購入した

ロイヤルカナンの療法食ミルクを小さじ2杯ほど加えています。

体力をつけて少しでも自力で食べられるようになってくれれば、と願いつつ。

 

強制給餌について、我が家の場合

 

強制給餌は苦しめるだけなのでやらない、という考え方があることは知っています。

ネットで「強制給餌をしない思いやり」「拷問と同じ」というような言葉を見て、

迷い、本当にこれでいいのかと自責の念にも駆られました。

 

でも、フラフラだった足取りがしっかりと歩けるようになり、

寝てるだけだったのが爪とぎができるようになり、

かすれ声しかでなかったのがミャーミャーと大声で催促するようになるのを見ると、

今はまだ諦める時期ではない、と思えてしまうのです。

 

これはただの飼い主のエゴで、

元気になったように見えるのも一時的なものかもしれない。

単に数カ月間か数週間、いたずらに命を伸ばすだけかもしれない。

腎臓病は完治せず、進行するいっぽうというのもわかっています。

 

とりあえず我が家の場合、本人猫が生きようという意思を見せて

頑張ってくれる限りは、強制給餌も続けたいと思っています。

うまく言えませんが、本人が生きたいと思っているのならば、

それを応援してサポートするのも飼い主の責任かなあと。。。

 

正解がないゆえに、難しい問題です。

 

 

今日は暑かったですね~。

 

昼休み中、散歩ついでにみっくん猫を病院へ連れていきました。

うちから病院は徒歩5分くらい。

みっくんは日向ぼっこ大好きなので、

キャリーバッグの中で気持ちよさそうにしてました。

 

本日先生に相談したかったのは、みっくんの食欲について。

ここ数日、体調はそれほど悪くなさそうなのに全く食べません。

先週は体重が3.85kgあったのに、今日は3.66kg。

数字で一喜一憂するのはやめたいのですが、やはり落ち込みます。

 

昨晩、評判のよいこちらを試してみましたが

シリンジでスプーン1杯分程度が限界。。。

 

それ以上あげようとすると暴れて口からダラーっとこぼしてしまうので、

誤嚥が怖くて無理強いできません(まあ強制給餌自体が無理強いなんですが)

それでなくても、強制給餌は本人にもかなりのストレスだろうし。

 

今日病院で先生に相談したところ、

口内炎などもないので、単純に吐き気のせいであろうと。

 

吐き気止めの注射と、お試しで食欲増進剤のミラタズを塗布頂きました。

 

効いてくれるとよいのですが、7時間以上たっても食べる様子はありません。

一応、お皿に盛ったごはんのにおいは嗅ぐのですが、それだけ。

 

先生は2日続けて塗布してみましょうとおっしゃってたので、明日に期待です。

 

 

注射を嫌がらないので助かってます。

今日は大好きな窓辺でリラックスしながら予防接種

 

 

 

 

ステージ4

 

 

みっくん猫は現在腎不全末期。

 

4月下旬にクレアチニン10.08、尿素窒素115.8でした。

3日間の予定で入院させたものの、2日目に病院から連絡があり

「尿が全く作られていない(=腎臓の機能停止)状態で、おそらくあと2,3日。

このまま病院にいるよりも家で過ごしたほうが本人のためでは?」

と言われ、入院を中止して自宅に連れて帰りました。

 

人目をはばからず泣きながら帰りました。。。

 

帰宅後は緊張がほぐれたのか、なんとか排尿が復活し山は超えましたが、

GW中はほぼ毎日通院。

GW後に再び体調が悪化し、検査したところクレアチニン20.54、尿素窒素190超え。

先生は「動けているのが不思議」とおっしゃってました。

 

その後も1週間に1回程度は体調悪化の波があるものの、

なんとか今日までがんばってくれています。

 

治療

 

末期の治療については色々な考え方があると思います。

うちの場合、積極的な治療は行っておらず緩和ケア・ターミナルケアのみです。

実は血液検査ももう行っていません。

これ以上数値を追っても意味がないと先生はおっしゃっており、

私もみっくんに無駄に痛い思いをしてほしくありません。

 

基本は毎日の皮下輸液と、吐き気止め。

それから炎症を抑えるためステロイドも処方してもらっています。

 

皮下輸液は自宅で行っています。

尿量が多いときは1日あたり250~300mlを3回くらいに分けて。

尿が少ないときは1日あたり50~150ml程度を目安にしています。

 

多すぎるとむくみや肺水腫になると聞いているので

本人の様子や尿量をみながら調整をしていますが、これが本当に難しい…。

もちろん先生にも相談していますが、日々体調が変化するため

結局は自己判断せざるを得ないことが多く、毎日悩んでいます。

 

素人の注射も文句をいわず毎日頑張ってくれています

 

悩み

 

今いちばん困っているのが、食欲廃絶。

強制給餌もここ2,3日は全身で拒否してきて、

1日あたり多分10kcalくらいしか食べていません。

今日は少しだけちゅーるを食べてくれましたが、5ペロくらいで終了。

 

気持ち悪そうな様子もないし、何ならごはんのおねだりもしてくるのに、

いざ目の前に差し出してもニオイをかぎ1、2粒くらい口に入れて

もぐもぐした後に吐き出してしまうのです。

(吐き出すというか、口からポロリと落ちるというか)

 

なんでもいいから食べてほしい!と5~6種類のごはんを並べて

豪華ビュッフェスタイルにしてみるのですが、見向きもされないと落ち込みます。

 

もう諦めて見守るしかないのでしょうか?

ここ何日かは体調も安定しているので、

今のうちに少しでも食べて体力をつけてほしい、というのは

飼い主のエゴなんですかね。。。

 

末期でも食欲が復活した!という話を求めてネット検索ばかりしてしまいますショボーン

 

 

 

 

 

 

 

 

前の投稿の続きです。

 

 

最初の数件は既に引き取り手が決まった等の理由でお断りされてしまい、
なかなか簡単には飼えないんだなあと思っていたころ、ある保護主さんから
「問い合わせの猫ちゃんは譲渡先が決まってしまったのだけど、
別の猫ちゃんをご紹介したい」とお返事を頂きました。

聞けば推定1歳くらいの雑種の子とのこと。
夫も私もフルタイムで働いているので子猫の世話は無理とわかっていたし、
猫種にも全くこだわりがなかったので、有り難くお受けしました。

ただ、保護主さんから「体も声も大きい子です」と聞いていて、
写真は数枚みていたものの、一体どんな猫ちゃんなんだと
若干不安を抱いたまま初対面の日を迎えました。

当日は保護主さんが自宅まで猫ちゃんを連れて来てくださいました。
駐車場からマンションの部屋まで移動する際に、早速「みゃーお」と大きな声。
おお、本当に声がでかい、とびっくりした記憶があります。
家族や友人から猫は滅多に鳴かない、と聞いていたので。。。

自宅に着き保護主さんがキャリーバッグをあけると、
すぐに中から白黒模様の巨体がのそりと出てきました。
うわ、ほんとに重量感がすごい、トルコで見た猫ちゃん達と全然違う!
ちなみに家に来て間もない頃に体重測ってみたら、7キロ超えでした。

 

はじめまして、こんにちは~、と恐る恐る手を伸ばしてみたら、

大人しく頭をナデナデさせてくれました。

そしてふんふんと周囲のにおいを嗅いだあと、用意していた猫ベッドに早速ごろり。
めっちゃ威嚇されたらどうしよう、と不安だったのですが、杞憂だったみたい。
おおらかそうな性格でよかった~、とひと安心しました。
 

うちに来て1年くらいのとき。若いな~

 

保護主さんによると、どうやらもともと飼い猫だったのが、
引っ越しの際に置き去りにされて路上生活を送っていたようです。
ひどい、許せない!と怒りを感じるいっぽう、
捨てられてなかったら出会えてなかったことに少々複雑な気持ちを抱きました。

 

こんな感じでうちに来てくれたのがミックです。

もう10年以上前の話です。

昔のことを思い出していたら、つい長文になってしまいました。

 

読んでくださってありがとうございました。

 

本人猫

 

名前:ミック(愛称はみっくん)

性別:男の子

年齢:推定13歳

猫種:雑種の白黒です

 

4月末に腎不全ステージ4(というか末期)の診断を受けました。

診断時の血液検査では、尿素窒素115.8、クレアチニン10.08。

現在、ほぼ24時間体制で見守ってます。

 

飼い主

 

性別:女

年齢:40代

職業:会社員

 

介護のため、在宅勤務の制度を最大限利用させてもらっています。

快く了解してくれた上司には頭があがりません。

 

馴れ初め

 

昔は犬派でした。

子供のころ実家で犬を飼っていたのと軽い猫アレルギー持ちで、

猫を飼いたいと思ったことは一度もありませんでした。

 

きっかけはトルコのイスタンブールへの旅行。

イスタンブールは猫の街と事前にガイドブックか何かで知り、

へーそうなんだ、くらいにしか思っていなかったのですが…

実際に現地で出会った猫達の可愛らしさにノックダウン(笑)

店先を陣取っていたり、道端で気ままに遊んだり、足元にスリスリしてきたり。

猫は見知らぬニンゲンにはシャーしかしない、という偏見が見事に覆りました。

 

 

 

当時の写真が残ってました

 

旅行から戻っても猫のことで頭がいっぱい。

あんな可愛い動物とずっと一緒にいられたら楽しいだろうな…

でも家の中を動物が好き勝手に歩き回るなんて想像できない…

(実家の犬は外飼いでした。昔の話なので)

それに猫なんて世話したことないし、大丈夫かな…

 

そんなふうに悶々と悩むこと約一年。

夫も半ば呆れたように「そんなに飼いたいんだったら探してみれば?」と

言ってくれたので、ちょくちょく覗いていた里親募集のウェブサイトで

気になった猫ちゃんの保護主さんに連絡をとってみました。

 

なんだか予想外に長文になってしまったので、2回にわけて書きますアセアセ

 

 

はじめまして

 

今年、2024年4月末に我が家の愛猫猫ミック(13歳・男の子)が腎不全の末期と診断されました。

既にかなり状態が悪く、もって2,3日という余命宣告。

入院を切り上げ、自宅で看取ることにしました。

 

が、その後、なんとか1ヶ月半を穏やかに過ごせています。

 

自分の反省用、本人猫の頑張りの記録、

そして同じ病気で頑張ってる他の猫ちゃん・飼い主さんの

参考になればと思い、ブログを書くことにしました。

 

よろしくお願いします。

 

 

大好きな日向ぼっこ中晴れ