あちらこちらで、桜の花が綺麗に咲きつつあります。
もう春ですね。
昨日の朝、週に1度勤務の前にお詣りする神社の入り口の桜も花を咲かせていました。
全体に白い花なのに、一部だけピンク色の花が咲いていました。
無理矢理のこじつけかもしれませんが、思わず今の進行乳がん診療の現状を思い浮かべてしまいました。
全ての進行乳がん診療に携わっておられる医師は、日々患者さんの為に、この桜の花の様に心を真っ白にして純粋に診療にあたられている事と思います。
でもその想いと、治療を受けておられる患者さん方の願いは、もしかしたら違っているのかもしれません。
ほとんどの患者さん方は、
「出来れば治りたい、自らの進行乳がんから解放されたい」
と願われています。
多くの乳がん治療専門医から見れば、私が無謀な事を目指している様に見えるかもしれません。
しかし確実に、転移巣全てが消失したり、切除不能と診断された原発巣を根治切除され、永らく無病状態を維持されている患者さん方が数多くおられます。
昨日の朝は空気が澄んで心地良く、空が青く晴れ渡り、とても清々しい朝でした。
いつか、小さなピンク色の花がこの木一杯に広がる日が来ると良いなぁ、と思いました。
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