無病状態に到達される方が多い医療とは | the east sky

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いつの日か、すべての進行乳がん(切除不能乳がん・転移乳がん・再発乳がん)が根治する日を願っています。

私の所には19の都道府県からセカンドオピニオンや治療にお越し下さっています。


私は全ての進行乳がんの方が、救われる手助けをしたいと願っていますのでまだまだですが、多くの地域からお越しいただく事で、本来知る事が出来ない事を多く知る事が出来ています。


日本の医師は、真面目な方が多いのか、全ての患者さんから聞くのは、


「あなたはもう治りません。


出来る事は延命治療だけです。


全ての薬が効かなくなれば、積極的な治療は終わりになります。」


さらに少数ですが、


「今のうちに死に場所を探しておいて下さい。」


と言われた方もおられます。


今の所見事に日本全国ほぼ同じです。


今まで耳にしたこれらの言葉の根拠は、多くが誰か「偉い先生に言われた。」あるいは「偉い先生が書かれた言葉。」でした。



それもほとんどが日本語で誰かが書いた言葉でした。



これらの言葉を、科学的根拠を基に話されている方に、私はまだ一度も出会った事がありません。



何故私が多くの方々を完全寛解、あるいは無病状態に到達させる事が出来、私以外の多くの医師が出来ないのか。


その第一は、


「無病状態に到達し得る可能性はまだある。」


と思って必死にその方法を考えるか、


「残念ながら、もう治る可能性は無い。」


と最初から治る方法を考える事を放棄してしまうか、の違いだ思います。



何だ、そんな事か、と思うかも知れません。



しかし、「勝てない。」と思って勝てる程、転移乳がんは甘くありません。


「100%治らない。」と思うから「100%治せない。」のだと、私は思っています。



「もう100%治らない。」と、如何にもそんな状態になった患者さんが悪いと捉えられる様な言い方や、その患者さんの乳がんが悪い様に言う先生が本当に多い、と感じます。


しかし、私は、もちろん全てを治せるとは言えませんが、全て治らない、とは絶対に言いません。



ただ、もし私が、「切除不能・転移・再発乳がんは治せない。」と口にしたとしたら、その瞬間から私は進行乳がんを今の様に治せなくなると思います。


だから私は、進行乳がんの患者さんが私の所に来られたその時に、その様な言葉は絶対に口にしません。


医師が諦めなければ、無病状態に到達し得る可能性はゼロでは無いからです。