人間観察 | Integrity

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成長拡大の陰に裏方あり。
総務部という会社を守るディフェンダーの立場として、自己啓発・自己成長の記録をここに記します。

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 『人間観察』     第143号 2019年7月31日
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仕事をしている中で、
あるいは仕事じゃなくてもそうかも知れませんが、

いろいろと絡まれて鬱陶しいな~って感じる時ありません?


ちょっとほっといてよ、みたいな。

こっちはこっちで忙しいから、絡んでくんなや、みたいな。



出だしから辛口ですみません。



僕は会社内の立場上、いろいろな人の疑問質問、
不満や愚痴、質問や相談なんかに対して、

親身になって接してあげないといけないんですけど、


最近そういうのに疲れてきて、
割とあからさまに嫌そうな態度を取るようにしてます。


めっちゃ心の狭い人間です。



でもね、ふと思ったんすよ。

なんでこんなにみんな、理不尽なぐらい
僕の時間を奪って行くのかなと。


ひょっとしてみんな、俺のこと便利屋だと思ってる?
って本気で思ったこともあります。


それを日報で書いたら、

「便利屋じゃなくて、なんでも屋だと思ってるよ」

という慰めの言葉を頂いたりもしたんですが。



論理的に考えると、理由はこの3つしかないんです。


①嫌がらせしてやろうと思った。

②それぐらい、みんな困った状況にあった。

③想像力が欠如していた。




多分ね、①はないんです。

ないと思いたい、じゃなくて、ほんとにないと思う。


それぐらいみんな、ピュアでナイーブな人たちだから。



②が一番正解だと思うんだけど、

僕はビジネスマンとして、
自分が困ったからと言ってすぐに人を頼ってはダメだと
思っている方なので、

これはあまり容認できないという立場を取ります。


それでも、ちょっと介入しないとどうしようもないな、
って思うことも多いので、

割と助けるようにはしているんですけれど。



問題なのは③かなと思っています。

想像力が欠けている。



これは実は、結構問題になるケースが多くて、

想像力が欠けているということは
短絡的に動いてしまうということ
なので、

自分が引き金になる問題を起こしてしまう可能性があるということです。



よく

「カッとなって人を刺した」

みたいな事件があるじゃないですか。



「つい出来心でやってしまった」

っていう横領事件とかあるじゃないですか。



あれ、みんな、想像力の欠如です。



だって、

カッとなって人を刺したら、後でどうなるか分かるじゃないですか。

出来心で横領したら、どうなるか分かるじゃないですか。


冷静に考えてみるならば。



瞬発的な行動の結果ではあるんですけど、

この行動の源泉は怒りとかじゃなくて、
知識不足とかでもなくて、


単なる想像力の欠如ですよ。



想像力を働かせる訓練をいかに怠っていたかの証左です。



想像力を鍛えるために一番良いのは、
常に想像を張り巡らせるということです。

妄想まで行っちゃってもいいです。



常にあれどうなんだろとか、
こうしたらどうなるんだろうかとか、

そうやって自問自答して、何なら具体的に行動してみて
その結果を確かめる(実験してみる)ってことができる人は、

絶対にこの手の犯罪は犯しません。



※試しに犯罪を犯してみたらどうなるか試したい、
 みたいなサイコパス人間は別。



その訓練の一つが情報発信だったり、
日記をつけることだったりするんですけどね。

だから情報発信はお勧めっていう話ですわ。



特に地位が上がれば上がるほど、
想像力を鍛えておかないととんでもないことになります。

だってできる権限増えてますから。



願わくば、そういう人のポジションが上がらないように
経営者とかは注意深く人間観察しておくべきです。

社内の都合で、いかにも適任じゃない人に
権力を与えると結構デカめのダメージが来ますよ。



想像力、あなたも鍛えてみてください。



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