下学上達 | Integrity

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成長拡大の陰に裏方あり。
総務部という会社を守るディフェンダーの立場として、自己啓発・自己成長の記録をここに記します。

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 『下学上達』     第139号 2019年7月27日
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ふと、こんなことを思いついたっていう話。



僕はビジネスパーソンのスキルとして
必須で持ち合わせていないといけないと思うものが
いくつかあるわけですが、

そのうちの一つに、


会社の業務としてあるべき姿を
イメージとして持っていること



というものがあります。



ちょっと分かりづらいかも知れませんが、


例えば今、会社で仕事をしている中で、
何となくの自分のやり方で仕事をしていることって
結構多いと思うんですよ。


自分の作業の進め方という意味では自助努力すべきで、

いかに効率的、いかにミスを少なくやるか、
みたいなことは追い求め続ける必要があると思っています。



その話ではなくて、

この業務は会社の中でどういうフローで行うべきか、
どういう書類を記録として残しておくべきか、
誰が決定すべきなのか、


というような話です。



これはもちろん法律も絡んできます


大きく言えば会社法ですし、

人事労務関連であれば、労働基準法を中心に、
労働保険法、社会保険法なども入ってくるかも知れません。

総務であれば、民法・商法とかも必要だと思いますし、
消防法とかも絡むかも知れません。

経理であれば税法ですね。



法律もそうですけど、
会社としてあるべき姿を描く力だったり、

客観視点に立った時に、こうすべきである、
こうした方が良いということを想像・創造できる力と言えば良いでしょうか。



僕はこのことを、ビジネスロジカルと呼んでいます。



このスキルがないと何が困るかというと、

ものすごく端的に言えば、
教えてもらわないと何もできない病になってしまう。
ということです。



自分の中に判断する基準がない状態。

それを調べようと思っていても、
何を調べれば良いのか分からない状態、
または調べた上で判断する力がない状態です。



これは経験によるところも大きいと思いますが、

日頃、「どうあるべきか?」という問いを持ち続けているかどうか、
という習慣の問題でもあると思います。



もちろん一方で、業務を教える、あるいは引き継ぐ側の人が、

全体像を教えるのではなく、
単に作業を点として教えてしまっているという要因もあるかも知れません。



ただ、いずれにしても、ビジネスロジカルでなければ、
単純作業労働者で終わるのではないかと。

だって、言われたことだけを忠実にやる人だったら、

その作業が早い人、ミスが少ない人が現れたら
簡単に取って代わられてしまうことになるからです。


付加価値がない状態とも言えますね。



いきなり思考がスパーンとビジネスロジカルになることは難しい。

だから最初はものすごくしんどいと思います。



それをしんどくてもコツコツと続けるというのが一つの手です。


僕の場合は、コツコツと続けたということもあると思いますが、

どちらかと言うと、大量作業をこなして行くうちに身に付けた
と言った方が正しいかなと思っています。



仕事に慣れていないときは、質より量なんですよ。

量質転化とも言います。



どちらの身に付け方でも良いですが、

ビジネスロジカルであることを目指して
頑張って行きましょう。



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