『実験思考 世の中、すべては実験』(著書紹介19) | Integrity

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総務部という会社を守るディフェンダーの立場として、自己啓発・自己成長の記録をここに記します。

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 『実験思考 世の中、すべては実験』(著書紹介19)
                                   第140号 2019年7月28日
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本日は週に一度の書評の日。

今回ご紹介するのはこちらです。


『実験思考 世の中、すべては実験』(光本勇介著)




実験的に新しいビジネスを立ち上げまくっている
光本勇介氏の著書です。


ものすごくサラッと読めますし、
Kindle版であれば無料で読めますので、

一度手に取ってみてください。



発想の着眼点やヒントとして参考になる点がいくつもあると思います。



いわゆるビジネス書としては、
少し内容が薄い感もありますが、

経営者にとってはこのような内容こそが求めているものなのかな、
と思わなくもありません。



普通のサラリーマンが読むと、
「参考になったな~」ぐらいで終わってしまう気もしますが、

誤解を恐れずに言えば、

この内容でもビジネス書として成立しているという事実と
その理由はなぜなのか、と考えてみると良いかも知れません。



ただこの本の価値に1,000万円を付けた人もいるという事実は
事実として受け留めるべきだと思いますし、

大いに役に立つポイントも多いと思います。



ぜひ。



<赤線メモ>

実験なら失敗しても納得できます。
失敗も無駄ではなく、ひとつの「検証結果」になる。
それはあきらかに「価値」なのです。


大切なのは「市場選択」と「タイミング」


「すげー!」と思ってもらえるということは、それだけ需要があるということ。


発想の転換ひとつで世界の景色はガラリと変わります。
みんなが上から見ているときに、ぼくは下から覗き込んでみます。
みんながあたりまえだと思い込んでいるものを、ぼくはすべてゼロベースにして考え直してみます。
「そもそもなんでこうなってるんだっけ?」と考えてみます。
そこに意外な発見があるのです。


「もし自分がやるなら、どういうビジネスにするか」はつねに考えています。


最初はぼくも任せることが怖かったのですが、最後は「慣れ」でした。
任せてしまったらどうにかなるものです。


「実験」だからリスクとは思わないし、失敗してもいい。
そのいちばんの快感は「仮説どおりだとわかること」。
それがおもしろいのです。


ビジネスモデルとしては優れていても、気持ちよくなければやめます。
大切なのは「見せ方」「表現」、そして「体験」です。


「サービスの明暗を分けるのは、世界観、体験、表現だ」


考えたアイデアを事業化するかしないかを判断するときに、
「ぶっ飛んでいるか/ぶっ飛んでいないか」というのも基準のひとつです。
ぶっ飛んでいることは価値なのです。



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