明日かな?明後日かな?
父は、再度、つくばの方に、陽子線治療をお願いしに行くようです。
2、3週間後には開始するのかな?
早い方がいいとのこと。
受ける場合、3~5週間入院して行うようです。
で、今日は、図書館でまた、たくさん本を借りてきましたが、、
その中の一冊を・・・。

●切らずに治すがん治療。
東京大学医学部附属病院放射線科の先生が書かれた本です。
平成19年6月に書かれた本です。
この分野、特に、西洋医学の分野はお金がかけられているからか、優秀な人材が多いからか、患者が多いからか、そのもろもろからか、10年たつと、別世界のような分野のようです。
まず、この本は、「放射線治療」についてかかれた本です。
ポイントと思われるところを書いてみます。
・世界のがん患者の放射線利用率
日本 25% アメリカ 66% イギリス 56% ドイツ 60%
なんと、先進国の中で、日本が極端に低く、手術をおこなう率が高い。
・がんによって効果的な治療法は変わる。手術がおすすめだったり、放射線がおすすめだったり、ただし、日本は胃がん治療の際に、手術がものすごく結果をだして、かなり権威づけがついた。放射線は、被爆国ということも含めて、まちがった意識が患者側にも多い。
・外科にとって、放射線治療はライバル企業。
トヨタのショールームでニッサンの車はどうですか?と聞く形になる。
(感想、ここは私の感想、、、まず、ほとんどの方は、外科をファーストオピニョンとなり、主治医となる。それは、数が多いし、権威付けもある。また、慣例もあるため、外科の優秀な先生をすすめておけば、問題にはならない。で、まず、外科をすすめられる。そして、外科の先生にセカンドオピニョンをお願いして、他の療法の先生を紹介してもらう。しかし、他の療法の先生も外科の先生の立場を理解している。だから、紹介元の先生の療法のデメリットをほとんど述べない。だから、デメリットについては、少し勉強して、外科の先生本人に聞いた方がいいのかも知れない。また、逆のしかりだろう)
・手術をすすめられたら、即決せず、「頭を整理したいので、少し時間をください」と言って家にかえること。(がん治療は、命がけの買い物)(車だって、いろいろ探すはず、なのに、お医者さんの権威と患者の不安感で、すぐ「はい、お願いします」と、言ってしまう)
・放射線腫瘍医をがんばって探す。アメリカ5000人。日本500人しかいない。
そして、話を聞くこと。
・放射線をあてた場合、がん細胞は回復しずらいが、正常細胞も傷つくが回復しやすい。
それを利用して、1日5分、毎日放射線をあてたりする。正常細胞を回復させられるスパンで、かつ、連続的に、放射線をあてる。
→これって、自然治癒力がものすごく大事になるってことですよね?
正常細胞が倒れても倒れても起き上がれる力を見に付けている人は、治りも早い!
・ただし、放射線がきかないタイプのがん細胞もある。それは、細胞分裂が遅い細胞。遅いタイプのがんには、あまり効かない。
よって、放射線だけで、がん細胞を全部やっつけることはできない、、、と、おもいきや、がんが減ったら、免疫力が活躍をして、最終的には、免疫細胞ががんをやっつけて、完治する。
よって、、、
・P69にあったのが、すごい。ここは、そのまま引用します。
>ガン細胞の数が多いうちは免疫細胞の手がまわらず、野放しにされるがん細胞が多いけれども、放射線でがん細胞の数が減ると免疫細胞が優勢になり、残ったがん細胞を残らず退治することができるようになるのです。
事実、放射線をあてたがん細胞のまわりには、免疫細胞の一種であるマクロファージが、たくさん集まってくる様子を顕微鏡で確認できます。
つまり、放射線は免疫細胞が戦えるレベルまで、がん細胞を減らしてくれるのであって、がん細胞を体内からなくしているのは私たち自身の免疫細胞ということになります。放射線治療は放射線の効果と、免疫力の両方の力でがんを治す治療法なのです。
この部分のタイトルが、「驚くなかれ、放射線治療は免疫療法!」となってて、なんと!と思ったのですが、免疫療法ではないと思います。
副作用もあるようですし、正常細胞も傷つけますので、免疫力は低下すると思いますが、放射線治療では、完治はしない、だから、手術だ!というわけではなく、小さくなったがんは免疫力次第で、完治できる。ということだと思います。
ですよね?免疫力を利用する療法ってことですよね。
(とにかく、放射線をする場合も、自然治癒力アップはかかせないと・・・(手術も))
で、今度、父は、陽子線治療を受ける予定なんですが、
陽子線とは、放射線の一種です。
たいてい放射線治療に使われるのは、X線です。
(ここからあまり勉強しなかった元物理学科の私の知識も入れてみますw)
X線は、基本的に、波です。粒ではなく、質量をもっていません。
しかし、陽子は、粒です。質量をもっています。
そこで、粒子線治療と言われます。
ここでいう粒子とは、基本的に物質の最小単位である「原子」を作っている粒のことです。
陽子とか、炭素とか、中性子とかがあります。
質量があります。(波の性質もあります。)
で、この粒子たちは、ピンポイントで、細胞にぶつけることができます。
体の表面を透過して(波としての性質)、がん細胞の部分でぶつける。
すると、そこで消滅するので、体の裏側にダメージを与えません。(質量のある物質としての性質)
だから!通常の放射線とくらべて、正常細胞を傷つけない。ものすごい技術です。
さらには、陽子よりも、炭素、の方が質量が多いので、効果ものぞめるのでは?と考えられています。(質量が大きい粒子をぶつける療法を、重粒子線療法といいます。)
ですが、炭素線治療器は、ものすごく大きくなり、千葉県と兵庫県にしかありません。
(陽子線も、多くないです。)
で、ここで、粒子線治療の、メリット、デメリット。
・メリット(ピンポイント性がきわめて高い。治療期間が短い。X線が効きにくいがんにも効果がある)
・デメリット(建設費も運営費も巨額・治療費が高い・施設が大がかりで限られている)
(※お金持ちでない、おそらく中流家庭より貧乏なうちが、なぜ、陽子線治療を検討できるかといいますと、がん保険に入っていたようで、入院費とか、もろもろ含めて、600万くらいかかるんですが、その中で、500万円適用されるみたいなので、残りの100万円をどこかで借りる予定のようです)(本には、280万円くらいと書いていたので、もしかすると、陽子線治療を2回の計算なのかな?詳細はわかりません。また、変化するでしょうし・・)
と、いう感じです。
とにかく、食道癌の場合(父の場合)は、抗がん剤でかなりがんが小さくなったとはいえ、手術をすると、かなり切り取る部分が多くなるので、放射線治療の方がよさそうです。
手術の場合は、副作用といますか、後遺症がでます。
抗がん剤の場合は、副作用。放射線も副作用がでます。
この著者の先生も、手術一遍等の考えではなく、
食道癌の場合特に、放射線を考えて見た方がいいと書いてました。
どんながんか、どこにできたがんか、個々人の考え方、また、年齢とか、そういったところで、判断を変えるべきだと思いました。
日本のがん治療は、アメリカやドイツとくらべると、遅いと思います。
個々のお医者さんの力はものすごく高いと思いますが、統合治療があまり行われてないと思います。(ちなみに、あの食事療法の、ゲルソン療法は、ドイツですよね)
そんな中、アメリカやドイツと比べて、放射線治療の選択が日本では少ないわけで、外科の権威が高いという状況なので、一度、ニュートラルに、放射線の先生に話を聞きにいった方がいいと思いました。
(そこで、説明を受けてなっとくして、手術を選ぶのは、もちろんいいと思います。そうすれば、より、手術へ前向きになれると思います。)
ただ、この本が、発行されているのは、平成19年。
実際に、患者さんが、治療を受けて、症例がでてきて、よしあし、また、お医者さん技術も上がってきているんだろうと思います。
本以上は、実際に現場の先生に話をきくか、(できれば、お酒の場で本音を・・)
治療を受けられた方に体験をきくか、しかないかと思います。
もちろん、父が受けるとすれば、父の容態、意見を聞きます。
で、もうひとつ思うのが、、、ひとつの側面として、(あくまでもひとつの見方です。)
・儲かる療法の方が広まりやすい。(抗がん剤、手術、健康保険適用)
・儲からない療法の方が広まりにくい。(放射線、保険適用外、ビタミンC点滴療法、自然療法、その他いろいろ)
・儲かる療法の方が、よくもわるくも、守られて、発展しやすい。
(地味な自然療法系って、とっても面倒なわりに、ほんと、儲からないだろうなぁ・・・
この地味な自然療法に、かなり効果がでる気がします。例えば、よい睡眠をとれば、免疫力があがるよねぇ。でも、ほとんど儲からないですよね。お金を取れるとしても、そんなに取れない。薬ひとつだした方が、取れる。あと、抗がん剤ほどではなくても、悪徳か?と思うようなサプリメントとか・・・?)
よい面もあるし、悪い面もある。
とにかく、いいか、わるいか、を判断するには、経済的な流れも参考になりますね。
あ、間違っても、安ければいい!っていうわけでもないだすよね。利益が少ないと、広まらないし、広まらないと、発展しにくい。でも、効果があることは、広まりやすいという面もある。
(ネット時代が定着したときには、とくにそうだと思う。だから、本当に、いいものが広まるのだ!と、信じたい。)
これは当然で、あらゆる活動は、経済活動がからんでいるから。厳密にいえば、現代社会で経済活動が及んでいない事って、皆無じゃないかな・・。
放射線治療は、ひとつの抗がん剤の売上げよりも、低いらしい。
それでは、最新版の放射線機器を導入できないよね。高性能の研修機器(あるの?そういうの?)も、導入できない。
でも、どんな、100点はないけれど、そんな環境の中で、できるだけの治療を受けたい!
患者側として、本当にいい医療を、受けたい。
そのときの参考のひとつになるのは、「がん先進国」の状況。
ここを(あくまでも)参考にする。
がん先進国のやり方を中途半端に、行うのも、危険。
また、分野によっては、日本の方が先進国の分野もあるだろう。
ただ、放射線と手術の関係は、もう少し、科学の目で、死ぬまでの過ごしやすさの面も含めて、考えた方がいいんじゃないかなぁと思いました。
とにかく、思ったのが、、、どの療法が、父のベスト!なのかは、本当のところわかりません。
ある程度知識があれば、経験があれば、これがよさそうというのはわかるかなと思いますが、現状の日本の医学では、それは難しいと思う。
専門家が集まって、話をしてなさそうだから・・・。
せめて、本屋や雑誌、テレビで、西洋医学の先生たちと、東洋医学の先生たちの対談とか、見たことありますか?
もしかすると、患者側の数の論理で、データを集めた方がいいのかも知れない。
※この本に書いてあったんですが、世界の多くの国では、「がん登録」というのがあって、がん患者が登録されて、その治療情報が、全国的に伝えられるらしい。(検索できるのかな?)
日本もやろうという話になっているようですが、実現はまだまだ。今現在、日本にがん患者がどのくらいいるのかさえわかっていない。どこで、どんな治療をしてどうなったか?それを大きなデータベースにして、どのお医者さんでもチェックできるなんてことは、まだまだのまだまだ。
これができれば、この情報の積み重ねが、人類のがんに関する進歩に効率的につながりますよね。
みんながみんな、先生先生言われる世界だと、横のつながりができづらい。
(これは、どの世界でも同じでしょうか・・・。統合医療を目指して、いろんな専門家の先生があつまって、NPOのような団体を作り、その団体の代表を決めようとするだけで、、、、、、これはムリポ・・・、と想像できます。)
とにもかくにも、
今までの流れと、父の体力が比較的ないのも考えて、たぶん、現状の我が家と、日本のがん治療の環境から考えると、今の流れ以上に、よい流れはないんではないのかなぁと思ってはいます。
ですが、本当のところ、手術がいいのか?陽子線がいいのか?ハッキリとはわかりません。
ですが、とにかく思ったのが、、、
「自然治癒力のアップ」。これだけは、行っておく必要があると思います。
たとえ、がんが完治しなくても、毎日をスッキリ楽しくすごせるようになると思います。
がんを告知されてからの方が、体調がすぐれています。なんて、体験談をときどき見ます。
それは、がんだと知って、生活習慣を改めたからだと書いてました。
もしかすると、アメリカで、病院を探して、そこで見てもらうと早いのかも知れません。
ただし、統合医療体制ができていないとはいえ、日本のお医者さんは、まじめで優秀な先生が多いと、信じてますし、実際そうじゃないだろうかと思います。雑な管理はしないと思います。
父が抗がん剤治療を受けたときも、かなり様子をみて、逐一、対処してくれたようです。
なので、統合医療の部分を患者側が用意できたなら、日本語がしゃべれる人間としては、日本の治療が最高なのかも知れません。
(あと、10年もすれば、どなたかが、より統合治療ができる体制を広めてくださっている気がします。
ただし、日本の経済がよくなることはないでしょうから、自費負担が大きいはず。経済力とその病院に入れるネットワークが大事になりそうな気がします。
※いや、何より、がん予防を利用して、健康的によりよい人生を送ることが、大事ですかね・・・。)
と、思いました。
とにかく、そんなこんなですが、よりよくなるといいなぁと思いました。
人生に、問題は、がんだけじゃないしね・・・。そういったもろもろ、含めて、よりよくなるといいですよね。
それが、「人生」ですよね。
今日も、読んでいただいて、ありがとうございました!
また、明日も、よろしければ、お願い致します。^ ^)
PS:がん予防検定ってあるといいなぁ。
「予防」って、大事だけど、想像力が必要だから、動機がおきづらいですよね。


