前回解決したと思っていたチェーンラインの調整だけど、気になることが一つあった。
それはチェーンアライメントツールの棒の長さが短いこと。
なので本当にチェーンラインが出ているかよくわからない。
ツールの棒は4mm径で長さは18cmほど、30㎝以上はほしいので最初は手持ちのステンレス棒を使っていたがこれが3㎜径で手でも曲がるくらい弱いので正確にまっすぐにならない。
そこでホームセンターで見つけたのが4mm径のステンレス棒の両端を曲げて作った長いS字の吊し金具。
これが直線部分はしっかりとまっすぐだし、4mmのステンレス棒(1m)を買うよりも安かったのでこれの両端をカットして使うことにした。
下のがツールオリジナルのもので、上が今回吊るし金具から作った4mm径のもので長さは40㎝弱ある。
先端にはわかりやすいように赤いテープを巻いてみた。
これで前回調整したチェーンラインを見ると、けっこうズレていた・・
棒の長さが短いと、見る位置次第で良さそうに見えちゃうんだな。
あーあ、やり直しだ。
M10用のもので外径が22㎜、なんと厚さが欲しかった1.5㎜に近い1.6㎜。
実は前回のスプロケット裏に入れた1㎜厚ゆるみ止めワッシャー+シャフト径の大きな0.5㎜厚のシムで組んだ状態で、ディスク表面とスプロケ表面の距離を計測したら、平均値で0.3㎜ほどまだノーマルより狭かった。
そこでスプロケット裏のスペーサーとしてこの1.6㎜厚のワッシャーを入れてみた。
これで計測すると、数か所の平均値だけどノーマルとほぼ同じ距離になった。
それにこっちの方が見た目もいいしね。
これでまたホイールスペーサー調整用のワッシャーやシムを右に入れたり左に入れたりして、何度もホイールを組みなおす。
一度は右のディスク側のノーマルスペーサが12㎜厚なのでワッシャーやシムを何枚も重ねて11㎜厚にしてみたら、タイヤがトルクロッドに干渉してしまった。
なので右は12㎜以上は必要だな。
あとわかったのは左のスプロケ側にスペーサーを入れると、チェーンラインがまっすぐな時のとチェーン引きの目盛りの左右の差が少なくなる。
なのでスペーサーを足すのは左側だけでよさそう。
それとスペーサの全体幅は5mm厚までが限界で、それ以上大きいとスイングアームにはめるのが難しくなる。
この辺りは何度も何度もスペーサーを変えながらやっていってわかったこと。
結局、左のスプロケット側に3㎜厚ワッシャー+0.5㎜厚シム3枚の合計4.5㎜を入れて、いい具合になった。
右のチェーンアジャスターの目盛りも、ほぼ同じ。
チェーンはまだ左に寄ってるが、当たってはいないし回転もスムーズなのでいいかな。
全てがうまく言ったように思えるけど、トルクロッドとタイヤの隙間はギリギリ。
ま、またこれで走ってみて確認だな。
なんかシリーズ7の消音といい、妥協点が見えてこないぞ。
沼だな。。