引きが強すぎる・ | thAshの雑種な日記

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主な登場人犬/ thAsh: ここの管理人、適当で不真面目で皮肉屋。 天然1号: 妻、平成サザエさん伝説の女、令和も伝説継続中!  フレディー: 長男 2011年5月追加。今の呼び名は2011/09/11の日記参照  天然2号: 愛犬、2015年1月4日没(享年19歳3ヶ月3日)。  

本当に梅雨なんだろうか?

毎日、35℃以上の猛暑でピーカンなんだが?

 

で、家にいても暑いだけだし、カタナに乗ってないのでまた山に涼みに行くことにした。

まずが152号で北上して、長野を目指す。

今日もお一人様なのでどこか遠くにではなく気になっていた所だけど、みんなと一緒だと寄れなかったところを寄りながら走ろうと思う。

 


秋葉ダムが放流していたので、さっそく寄り道。
こういうのもみんなと一緒だとできないからね。

 

そしてそのまま152号で天竜川沿いを北上していく。

途中で休憩中の新しいXSR900GPがいた。

ちょっと見たいけど、他人のバイクじゃあなー。

そして水窪を通過して県境に向かう。

草木トンネルは照明が全くなくて、真っ暗。

あれ、昔は照明がついていたのにな。

途中で停まってエンジンを切ったら、何も見えない漆黒の世界で涼しいし怖かった。

 


兵越峠の途中で休憩。

なんて気持ちいいんだろう。

バイクってあっという間に違う世界に連れて行ってくれる。

 

長野県に入って下り坂。

なんか今日は良く乗れていて、不得意なタイトな下り坂もスイスイ走れる。

 


遠山郷の道の駅でスマホの地図で行きたいところを確認する。

今日はこの辺りをいろいろ行ってみるつもり。

なんせこの先の区間は気持ちのいいコーナーばかりでいつも走り抜けるだけだもんで。。

 


最初に行ったのは遠山川の埋没林。

1300年前の地震による地殻変動で埋没した木が残っているという珍しいもの。
ここまでは道路から河原に降りたのだが、一昨日のマムシが気になって下ばかり見て歩いてたよ。

同じような場所だったしね。

 


その後に行ったのが木沢小学校跡。

木造の廃校になった小学校で、一昨日も同じようなところに行ったっけ。

でもこちらは中を見学できるようになっている。

 


ライダー歓迎だそうで、サイドスタンドの下に置く板まで準備されている。

 

中はノスタルジック。

とはいえ、都会育ちのおれはここまで雰囲気のある校舎じゃなかったけど。

退職した会社の社製品がたくさんあったよ。

 


教室はいろいろな展示があって、登山の関連の所には木製の古いスキーがあって感動した。

昔の人はこんなのでよく滑れたもんだな。

他に鉄道の部屋とか神楽の部屋とかもある。

 


こちらは教室。

なんかの撮影にも使われたらしい。

 

さてお昼になったので木沢小学校近くに蕎麦屋があり評判も良さそうだったのでいってみたが、郵便局にしか見えないしやってなかった。

しまったな、どこかでお昼を食べないと・・

しかたないので先に進んで、遠山森林鉄道の梨元貯木場跡に行った。
昔はここに食事できるお店もあったのだが、もうやってなかった。

 

でもこんなところに、さっき見た埋没林のヒノキが展示されていた。

 


鉄道の廃線跡も好きなので興味がある。

木沢小学校にもこの遠山鉄道のいろいろな展示があったので、行ってみたい。

ちょうどここの前の橋を渡って山に行くと鉄道跡らしいので、入ってみたが道路が荒れていたので次回DRで来ようと思い引き返した。

 

そしてそこからはコーナリングを楽しみながら、さらに国道を北へ行く。
途中に食事できそうなところがあったが、そういえば土日はいつも混んでいて入れない蕎麦屋があることを思い出しそこに行ってみることにした。

 


蕎麦屋は古民家風で雨戸を外して外の空気が入ってきて気持ちいい。

停めたバイクも見れるし。

いつも大混雑なのに、さすが平日はガラガラ。

 


頼んだのは蕎麦と天ぷらとごはんのセット。

かなりの量でお腹いっぱいになったし、味も美味しかった。

 

さて、次はどうするか。

矢筈トンネルで飯田に出てもいいけど、地図を見ると県道の山道があって趣のあるトンネルもあるらしい。

そういえば木沢小学校でも矢筈トンネルを通れない125㏄以下のバイクはこっちと案内が出てたな。

そこで上村までちょっと戻って、その県道に入ってみる。

 

県道の入り口には全面通行止めとあるが、Googleマップの口コミではバイクは通れそうだし、だいたい木沢小学校に案内もあったので行けるだろうと進む。

 


こちらは県道に入ってすぐにある伊藤沢砂防ダム。

涼しげでいい感じ。

 

道はすぐに細くなり、森の中をどんどん登っていく。

途中の水たまりとかを見ると、他のバイクや車は通ってないようだ。

木や葉や落石もあってワイルドな道。

一瞬、熊とかいないよなと思ったけど、カタナの爆音で逃げるだろう。

 

かなり登ったところで、いきなりバイクの30mくらい先を左から右へ横切る野生動物!

真っ黒な身体、大型だけど動きや見た目が鹿とかカモシカとは違う。

こんもりともりあがった背中と、あの走り方・・・熊だ!!

 

マジかよ?!
マムシの時といい、考えていると本当にいやがるって。。

もちろんそこで停車して、すぐにUターン。

切り返しているときに熊が襲ってこないかビクビクした。

頭に思い浮かぶのは今年の春にあった軽トラに襲い掛かる熊の映像。

その後も追って来ないかバックミラーを見ながら走る。

なんせ熊は時速40㎞/hで走れるそうで、こんな道のバイクでは振り切れない。

 


やっとふもとまで降りてきた。

やっぱり通行止めの看板もあるところを行っちゃいかんよ。。

 


で、結局また戻って矢筈トンネルで飯田方面へ。
昨年に桜を見た素晴らしいポイントにちょっと寄ってみた。
なんか素敵。

 

飯田に出て帰ろうと思ったら、途中で椋鳩十記念館の看板がある。

そう、これも昔から気になっていたんだよね。

椋鳩十は動物文学の有名な作家で、子供の頃によく読んだのでずっと気にしていた。

なのでこれも寄っていることにした。

 


坂を下りていく途中で伊那谷がみえて、気持ちいい。

 


椋鳩十記念館は喬木村役場の裏にあって、図書館と併設されている。

タダかと思ったら200円もしやがる。

 


200円のわりには展示はショボい。

横浜の文学館なんてタダで見ごたえあったのに。

でもクーラーのきいた屋内で誰もいなくてゆっくりできた。

 

中に熊の剥製もあった。

見た目は可愛いんだけどなー。

改めて見ると、やっぱりあれは熊だったな。

 

その後は天竜川を渡って飯田市に入って153号で左折。

アップルロードのいつものGSで給油したらえらく燃費が悪い。

やっぱりマフラーがいかんな、うるさいだけでパワーもトルクもないし。

 

給油後は運動公園の道で151号へ行く。

151号は西に山が多くて日陰が多いのでそのまま153号で行くより涼しいと思った。

下條で151号に出て、あとは南下するが途中でまだ時間があるので極楽峠パノラマパークに寄りたくなった。

 

なのでまた山道へ。

途中で熊に注意の看板があって、つくづく自分がバカだなって思う。

 


でもパノラマパークは最高の景色。

時間も遅いし誰もいないと思ったら、w800の先客がいてコイツが不愛想な奴で一人を楽しんでいたのに邪魔しやがってという空気を醸し出す。

なのでなんか居にくいし、時間もないので少し休んでから退散してやった。

 

そのままいつものように極楽峠を越えて153号に行くかと思ったが、そっちは交通量がほとんど無いし、また道が荒れていてさっきの熊に遭遇した道と雰囲気が似ていたので、引き返して来た道で151号に戻った。

 


持参した飲み物は飲み切ってしまったので、途中のスーパーに寄って飲み物とアイスを買ってクールダウン。

しかし山から下りると暑いな~、こういう時はガリガリ君だな。

 

151号ではしっかり阿南のループ橋のグルグルを楽しんで、家へのお土産を買って、三遠南信道で佐久間に抜けて152号で帰路につく。

 


一昨日と同じアングルで、今度はカタナで。

そして給油して帰宅、今日は300㎞弱と寄り道ばかりなので距離はいかなかった。


しかし一昨日のマムシ、今日の熊・・

ちょっと引きが強すぎじゃね?