イグナイターの予防保守のためにFETを購入したが、そのFETは安かったので予備分も購入した。
となると実際にこのFETに交換したら、どうなるんだろう?と気になった。
なんでもプラグの火が大きくなって性能アップなんて話もあるし。
ただ今の実働のイグナイターを加工して失敗すると本当に走れなくなってしまう。
なのでドナーとなるイグナイターが欲しくなってしまった。
とりあえず、内部のFETと電解コンデンサは交換するつもりなので、動かなくてもいいのだがそれ以外の部品とか、根本的に基板がダメになっているものは困る。
で、実際にカタナ用のイグナイターを調べてみた。
まず750用は初期型(32900-49411)は形状も違って小さくて非分解式らしいので使えない。
国内用のSR以降(32900-493A0)は品番からは使えそうだが、進角装置が遠心式でなくデジタル式だしカプラーの端子数が2極+4極でなく2極+6極なので使えそうにない。
俺のに使えるのは同じアニバのモノ(32900-49310)と、カプラー形状が違う750S2と1100SE以前のモノ(32900-45120)だ。
ただこれらはもう廃番でメーカーからは出てこない。
そこでまずはヤフオクやメルカリなどを見ると、古いものにもかかわらず2~3万円以上する。
しかも動作保証はないだろうな。
それでもカタナは人気車種なので、イグナイターは社外品もあるが6万円もしてとても手が出ない。
中華製もあるようだが、それはさすがに怖いし、そのくせ値段もそこそこする。
まぁいざとなればウオタニのSP2にして、ピックアップを国内仕様のデジタル進角に変更という手もあるが、今回はそこまでの話ではない。
するとバイク中古用品を扱っている全国チェーンのお店のホームページで、なんとカプラー形状が違う1100SE以前のモノ(32900-45120)の中古が東京のお店に3つもあって、それが1万円。
そして一つは外部の錆があるとういうことで7千円だった。
そこで浜松のお店に行って、送料がかかるが取り寄せてもらった。
なんせこのお店なら1週間以内であれば不良品は返品ができるというのが、決め手だった。

これが手に入れたイグナイター。
けっこう外観は汚いが、他のに比べて3千円も安くなっているほど酷いとは思えない。

部品番号は32900-45120。
デンソー製のスズキ純正部品だ。
その下の番号(131100-3880)はデンソーの番号かな?

これが問題のカプラー、2極+4極だが、丸端子で最近はあまり見ない形状のもの。
実際の車体側のカプラーを見てから、合うものを探すことにしよう。

最近のイグナイターはプラスチックケースに完全に封入されたものが多いらしいが、これは金属カバーのはめ込み式。
しっかり接着されて防水対策してるかと思ったが、簡単に手で開けることができた。
取り付けるときに裏の板と表面のカバーを一緒にネジで締めるのでこうなってるのか。

基板は裏の鉄板についている。
トランジスタのヒートシンクが裏の鉄板に接触して熱を逃がすようになっている。
基板に焼けや剥離はなさそう。
ややトランジスタの取付ネジに変色が見られるかな。
で、ここで驚いたのは・・電解コンデンサが無い!
今までネットで調べていたイグナイターは電解コンデンサのトラブルが多かったのだが、こいつにはその電解コンデンサがない。
いや、トラブルが多く経年劣化をする部品が無いのは助かるかも。
デジタル回路でなくアナログ回路なので無いのかもしれない、知らんけど。
ネットの写真では車種によってはイグナイター基板にICがあるものもあったのだが、これだけ単純なら修理もできそうだ。
そしてもう一つ驚いたのが、使ってるパワートランジスタが2SD1071でなく、2SD1409Aだったこと。
そして2SD1071は3本足の中央のコレクタの電極が放熱板固定用ネジと同じなのでカットしてあったのに、こちらの2SD1409Aはネジ穴に金属が無く、コレクタからジャンパーでネジに接続している。
後でデータシートを調べるけど、たぶん互換性のある石なんだろうな。
この石のマークは東芝だな。
さてとりあえず目視での問題はなさそうなので、カプラーを交換してまずは動作テストをするかな。
返品できるのが購入後1週間なので、早めにやらないとな。


