本当は「ワイヤー式クラッチのこと(その12)」なんだが、あまりに長くなりすぎたので表題は改めた。
結局、レバーを変えてやや遠くしてレバー比も変えて、ケーブルも長さを長くして取り回しを変えることによりだいぶ軽い切れるクラッチにしたのがこれまで。
なのでレバー交換までを「ワイヤー式クラッチのこと(その1)」~「ワイヤー式クラッチのこと(その7)」までとし、クラッチケーブルの取り回し変更については、
「ワイヤー式クラッチのこと(その8)」(2021-12-27) → 「クラッチケーブル取り回し変更(その1)」
「ワイヤー式クラッチのこと(その9)」(2021-12-28) → 「クラッチケーブル取り回し変更(その2)」
「ワイヤー式クラッチのこと(その10)」(2021-12-29) → 「クラッチケーブル取り回し変更(その3)」
「ワイヤー式クラッチのこと(その11)」(2022-01-12) → 「クラッチケーブル取り回し変更(その4)」
として、過去の表題を変更した。
さて、その後この状態で乗ってみたら、またケーブルがタンク下に送りこまれてレバーのところでケーブルが引っ張られている。
そこでインシュロックを一度外して、ステムのケーブルガイドに当たる部分のケーブルガードを切って段差を作り、そこをインシュロックで固定した。
さらにガイドからずれないようにケーブルにはホットメルトで固定し、ハンドルを右に切ってもタンク下にケーブルが送り込まれないようにした。
それと少しでも軽くするために、レバーに遊びのないクラッチには不要なクラッチケーブルのスプリングを前もやったけど除去した。
これで終了でもよかったのだが、前にも書いたようにクラッチケーブルの取り回しはちょっと不本意だった。
それはケーブル15㎝延長でハンドル回りやステム周りはゆったりとした取り回しになったが、キャブのところはノーマルと同じ1番と2番の間を通していること。
ここは最初は1番の外側を取り回す予定だった。
そこでクラッチケーブルを伸ばして、1番の外側を取り回すことをしたいと考えた。
普通に考えればクラッチケーブルを更にロングにするのに特注するか自作することだ。
しかし自作は自信ないし、特注はケーブルは15㎝ロングに変更したばかりなのでもったいない。
つらつらと眺めていた時に、他の考えが浮かんだ。
もともと遊びのないクラッチなので、ケーブルは引くだけで、押す方向は考えなくていい。
つまり延長はケーブルでなく、ケーブルの先からレリーズアームまでをロッドとかで延長すればいいのではないか?
そのためにはケーブル終端のワイヤーホルダーの位置をもっとレリーズアームから離せばいいのではないか?
でもこれをするとなると、クランクケースから生えているワイヤーホルダーをずらすのが難しい。
しかし俺のカタナにはYRPのイージークラッチキットが付いていて、ワイヤーホルダーにねじ止めしてホルダー自体をオフセットするような部品がついている。
なので本来のワイヤーホルダーに長いボルトを入れてレリーズアームから離すようにして設置すればいいではないか。
これならたいして材料費がかからないし、現実的にできそうなので、あとは部品構成を考えた。
ワイヤーホルダーの穴はM8のネジなのでM8のボルトで延長する。
長さは一度ケーブルを外して取り回しを変えてみると、最低70㎜できれば100㎜は延長したい。
なのでホルダ2つの長さを入れてネジ長は170㎜くらいは欲しい。
ところがM8でこの長さになると、全ネジでなく半ネジになってしまう。
ステンレスなら全ネジがありそうだが、相手がクランクケースのアルミなので電蝕による固着が怖い。
なのでM8の鉄のネジ棒にして、ナットで押さえることにした。
またネジ棒だけでは強度が弱そうなので、太くなって強度が出るようにM8の長ナットを間に入れるつもり。
そしてワイヤーの延長ロッドは引っ張りの強度があればいい。
ただカタナのクラッチワイヤーのレリーズアーム側はタイコではなく、コの字の金具でクレビスピンとβピンでとめるようになっている。
なのでコの字の金具の間に小型のピロボールを入れて、ロッドはネジ棒を使う。
これによりケーブルの遊び位置調整も可能になるはず。
レリーズアーム側もピロボールを入れて、角度が変っても抵抗がないようにしようと思う。
ピロボールのサイズはクレビスピンがφ5㎜なのでM5にするが、M5のピロボールの厚みは8㎜、コの字金具の間は7㎜なので、ここは広げることになるだろう。
これによりロッドのネジ棒も必然的にM5になる。
ピロボール以外は他のナットやボルトを含めて近所のホームセンターで調達できた。
ピロボールは中国通販が激安なのでこれを注文した。
とりあえずやってみるしかない。
(つづく)





