会社のお昼、近くのスーパーにお弁当を買いに行く。その途中に川というか運河の名残みたいなものがある。それは側面はコンクリートの垂直な壁、底もフラットなコンクリートで水の流れは少なく、そのために草が生えて湿原のようになっている。ゴミもおちていたりするのだが、意外に水はきれいで、初夏にはアメンボ、夏にはメダカか小さな魚たち、そしてトンボとかもいる。そういえば一回だけ白い鷺だか水鳥がいるのを見たことがある。
なんかそこって心がおちつくので、その脇をちょっとしか歩かないのだが、その中を覗き込みながら歩いてる。それはきっと子供の頃の遊んだ思い出、ザリガニとか虫とかヘビに会ったあの水辺を思い出してしまうからだ。
今日も歩きながら見ていると懐かしい香り、草と水の匂いがして、子供の頃の友達の顔を思い出した。それはずっと忘れていた顔で今では彼の名前も思い出せない。でも彼の思い出とその香りはセットなんだろう。
本当に短い区間なんだけど、俺にはそこは不思議な空間だ。