覚書的な記録として書いています。
昨日は
私が所属するウェルビーイング心理教育アカデミー(以下AWE)の新春イベントに参加しました。
内容はポリヴェーガル理論とウェルビーイングな場について
オンサイトとオンライン、ハイブリッドのWSで
私はオンライン参加でしたがたくさんのメンバーと話しができてとても楽しく学べました。
実は昨年『AWEの2023年新春イベントのテーマが「ポリヴェーガル理論だよ」』と聞いて
「ポ?ポリ…?何だろうそれ?」と私はamazonで検索。
すると私に一番おすすめなポリヴェーガル理論関連の本はこちらだと。
この本は「ポリヴェーガル理論」のポージェスPhDと「セルフコンパッション」のクリスティン・ネフPhDが推薦と帯に書いてあるもんですから
購入。
なかなか面白い邦訳本ですが、読み進めていくと(まだ途中)「ポリヴェーガル理論について詳しくは自分で学んでください」と書いてました。
「え?うそでしょ」笑
もう少し読むと先で簡単に理論についての説明が書いてある様なんですが、それよりも多様性のある脳を持つ人たちにどんなことが効果的なのか、なぜそうした方がいいのか、と言うことを中心に書いている様です(だからまだ途中)
と言うことで
その理論についてAWEの代表である渡邊義先生がきっと噛み砕いて教えてくださるだろうと楽しみにしていました(他力本願)
かなり面白かったです。
ポリヴェーガル(多重迷走神経)モデルとは自律神経に関する新しい理論だそうです。
私は自律神経は交感神経と副交感神経があってそれがうまく切り替わって働くことで行動を起こしたりリラックスしたりそれがバランスがうまく取れなくなると睡眠が乱れたり体に影響を起こす、とその程度の知識でした。
でも実は副交感神経系には不動化(すくみ反応)を起こす背側迷走神経とリラックス/社会交流などに表れる腹側迷走神経系の2種類があって交感神経(可動化)を入れて3つがバランスをとっている状態が重要。
そしてストレスを感じた時に人は上記のようなすくんで動けなくなったり攻撃的になったり(可動化)しますが、「ニューロセプション」と呼ばれる意識の及ばないところで環境中のリスクを評価する神経的なプロセスというものがあるんだよ。
この「ニューロセプション」が「安全だよ」と無意識化で感じると高次な脳(判断したり感情をコントロールするところ)が働きやすくなるんですよ。
と昨日のお話を聞いて私が理解したのはそんな感じでした。(ざっくりです。間違ってたらすいません💦)
義先生からも「本を読んでも理解できないという方が多かったので私の理解でご説明します」ということでした。
いやあ個人的に大変助かりました。
確かにうちの息子たちのような脳の伝達回路が少し違っている人たち(ニューロダイバーシティ)はちょっとした刺激に弱く感情コントロールや睡眠に影響が起こりやすいので「自律神経が乱れている」ということは学齢期の頃から当たり前のように世間話としてASD(自閉スペクトラム症)の母同士で話しています。
穏やかに過ごすために普段から言葉がけや家の中の視覚的なものや生活のリズムなども多分そうでない家族だけの家よりずっと工夫をし続けています。
自律神経の働きとアプローチの具体的な方法が明確にされればそれはとても助かります。うん。
手探りだったところに理論的なものが加わることで支援する方の人間は共通の認識を持って関わることができますもんね。
まだ本は途中だけども、読むモチベーションが上がりました。
そうだ、思い出したので追記
義先生が
「今の理論は認知に偏りすぎてる」
とポージェス教授のコメントを教えてくださってました。
同意。
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さて
その腹側迷走神経(リラックスしたり社会交流する)が働きやすくなるにはどうすればいいのか。
そのひとつが1/fの揺らぎだそうです。
そういえばうちの長男(成人、最重度知的障害+自閉)は焚火が好きです。
もちろん私がまず焚火大好き。
癒されます。
でも今は寒いので
彼は家の中でブルーフレームの火を見て癒されている様です。
いいよね。