さてっと、今日でこの連載は終わりにしてしまいましょう。あんまり間があくと、前回どこまで書いたか忘れてしまう。
(前回から続く)
ええっと、あっ、そう、ラファとはちょっと疎遠になってしまいつまらない毎日を送っていた。そんなとき、会社のクリパがあった。会場は少し離れた町だったので、会社のある町からは送迎バスが出た。男性も女性もすごくおめかしてのパーティーである。ヨーロッパの女性は普段はお化粧をしない人も結構多い。こういう機会にお化粧をばっちりしてセクシーなドレスを着るとまったく見違える。普段は化粧気がなくて素朴なラファも、超美しくセクシーだった。僕は、ラファやほかの女の子たちと踊りまくった。
余談ですが、僕の若いころはディスコが全盛だったので、僕は自分で踊りがうまいと思っています。でも、会社の日本人の女性たちは、僕が踊ると「トシちゃん(田原俊彦)みたい!」ってなぜか大笑いするのです。トシちゃんみたいやったら、かっこいいやないか!どこがおかしいねん!
夜もふけて帰る時間となりました。みんな相当酔っ払って、送迎バスに乗り込みます。僕のとなりの席が空いていたので、後から乗り込んできたラファに手招きしたら、となりに座ってくれた。ラファは僕としゃべりながら、僕の唇に何度かキスをくれた。会社のある町までの距離が非常に短く感じた。
バスが着いて、僕の家だけがみんなと反対方向だったので、僕を残してほかのみんなは信号を道の向こうに渡っていった。とっ、ラファが僕だけが反対方向だったことに気づいて、横断歩道の半分渡ったところで走ってこっちに戻ってきた。そして、なんとっ、僕に本物のフレンチキスをくれたのだ。そして、”Good night”とやさしく言って、走って信号を渡っていった。
このとき、僕は彼女が僕のことを好きだってことを確信したので、そのあとの僕の行動は素早かったよ。次の週末はずーっといっしょに過ごした。ラファはヒガミ屋の友人コリンとは疎遠になった。
このとき以来、もう何百回(いや何千回かな?)とラファとはキスしたけど、このときのキスが最高の思い出だな。今でもこのときの自分の気持ちを思い出すと、胸がキュンキュンです。
今、実は夜中の1時すぎ。女房はもう寝てるんだよね(彼女の朝は早い)。僕がこうやって一人で遅くまで起きていることをよくは思っていないはず。ちゃんと足並みをそろえて寝なくっちゃね。でも、すぐ行くといいながら、ついつい時間がかかっちゃって、僕がベッドに行くともう寝てるんだよね。あかんな、こんなことでは。と突然反省する僕でした。ではもう寝ます。
(完)