ボクシングは体幹を固めることが致命的な弱点になる! | パーソナルトレーナー 布瀬川 謙介のブログ『トップアスリートへの道』

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7月20日に行なわれたボクシング・IBF世界スーパーバンタム級王座決定戦で和氣慎吾選手がタイトル奪取に挑みましたが、残念ながら11ラウンドにTKOで敗れましたザンネン…。



動画を観れば分かりますが、上体が後傾し重心が後方に落ちていて、さらに左足(後ろ側の足)で蹴って移動するので、グスマン選手は余裕を持ってさばいていたと思いますあたふた(試合の後半はグスマン選手も疲れてしまい重心バランスを崩していたので退屈な試合になってしまいましたが…。)



和氣選手は重心位置が適正ではなく、背骨を使って重心移動することが出来ないためか、相手の速い連打に対し亀になって防御するのが精一杯という感じでした。

対戦相手のジョナタン・グスマン選手は21戦全てでKO勝ちしている強敵だったので、あえて後ろに重心をおいて距離を取ったのかもしれませんが、結果的には完敗に終わってしまいました。

また、足でピョコピョコ移動する(ステップを踏んで移動する)ので出入りが分かりやすく、パンチを打つときには重心を固定するので動きに対応されてしまい後手に回らざるを得ない状況でした。



重心を移動させながらパンチを打つことがボクシングでは重要だと思いますが、重心位置が悪いと当然重心を移動させずらいし、体重の乗ったパンチを打つことが難しくなりますコレ重要



しかも、和氣選手は直線的にしか移動しないので、これも相手にとっては戦いやすかったのではないでしょうか!

もし和氣選手が復活を目指すなら、骨格的弱点を克服し重心位置を改善しないと世界では戦えないと思います。

重心位置を改善するとともに、体幹を固定せず背骨を動かして重心を移動させること、重心移動しながらパンチを打つことを覚える必要があるのではないでしょうかポイント










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