タイフルーツ紀行

タイフルーツ紀行

タイで出会ったマンゴー・ドリアンなど美味なフルーツたちと農園や市場の様子を紹介、現地情報など

25年間継続してきたタイからのナムドクマイ・マンゴーの販売を今季は中止することになりました。

 

このブログでも何度も書いてきましたが、年々のバーツ高円安、輸送費上昇、仕入れ価格高騰などが原因になります。

 

 

それでもプライシングに反映させて、5kg箱1万円以上でもやってくれないか、というご要望をいただいてもおりましたが、採算が取れる販売に必要な数量確保という面から厳しいとの判断です。

 

これまで「最高のものを最高のタイミングでお届けする」、ということにこだわりやってきました。これは毎回期待してくださるお客様の声を確かに感じて、それがモチベーションになり続けてこれたということだと思います。しかしここ数年は事業として耐えられない水準まで採算が厳しくなってきておりましたので、大変申し訳ありませんが、ここでいったん休止したいと思います。

 

2009年タイフェス

 

これまで思い出深いことが数々ありました。

 

マンゴー名人とのタイフェス出店、農園訪問。タイの仲間たちとの日本旅行。

 

香港での10年以上におよぶ販売。民主化運動の中でちりじりになり連絡の取れなくなったスタッフたち。

 

2006年・香港の高級スーパーでの販売

 

今後どうなるかはわかりませんが、ここでいったんお休みしたいと思います。

 

長年の御声援ありがとうございました。感謝申し上げます。

 

年末年始以来、タイに来てチャチェンサオのマンゴー生産者たちと懐かしく笑顔であいさつを交わせば、お互い歳とってきたなぁという感慨もわきます。

 

25年続けてきたタイのナムドクマイ・マンゴー輸出。良く続けてきたなぁ。

 

 

ここ数年の円安バーツ高とタイ側物流コストなどインフレで、原価が上がってしまい、日本での販売価格を上げるにも限度があります。

 

採算は本当に厳しく正直ビジネスとしては成り立ってると言えなくて、タイ側日本側の信頼関係維持のためだけに継続していると言えます。

 

ただ、現在の円安が続くと「来年はできないかも」という想いが常に頭にあり不安がいっぱいですね。どうなるんだろうか。

 

今年の出荷もあと2回、最高のものをお届けしたいと思います。

 

2024年の新年はチェンマイで迎えました。歴史的な城壁の門、ターペー門付近はカウントダウンの会場になり、地元の方、観光客、たくさんの人々が詰めかけました。

 

 

カウントダウンに合わせコムローイ(ランタン)が続々と空に放たれ、花火も上がり幻想的かつ華やかな新年となりました。

 

 

最近は仕入れていませんが、以前はシーズン末期の5月、6月にはマンゴーも出荷してもらっていたチェンマイ。今回は久しぶりに来れて最高の新年を迎えることができました。