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タイフルーツ紀行

タイで出会ったマンゴー・ドリアンなど美味なフルーツたちと農園や市場の様子を紹介、現地情報など

5月に入り日本の気温も上がってきましたが、タイは高温を通り越して雨が多くなってきたとの現地からの報告です。

 

先週はタイフェスも代々木で行われ盛況だったようですが、コロナ前まで20回連続参加だった弊社は不参加、タイ大使館主導のプロジェクトから民間に替わったということで、一つ時代も変わったかな、と感じています。

 

 

さて、弊社の今年のマンゴー出荷も今週が最後、毎年この時期は産地が北部に移ったり微妙なタイミングですが、今年は最後まで本拠地のサケーオ県の農園からの出荷で非常に良い原料が確保できました。

 

 

大きさも大きめの玉で、熟度も熟れ過ぎず固すぎずの、良い状態で出荷できそうでホッとしています。

 

バーツ高円安、今は1バーツ4円を超える状況ですので、採算割れと言ってよい状態です。正直来年できるのか、非常に心配していますが、とにかく目の前の最終出荷をきちんと終わらせたいと思います。

 

バンコクに来てザ・モールで新しいドリアンの品種の宣伝をやっていたので購入して食べてみました。

 

名称はヌアルトンジャンといい、モントーンとプエンマニーのミックスで生まれた品種です。

 

 

薄い黄色のモントーンの果肉に比べてオレンジがかっており、いかにも濃厚な味をしていそうです。

 

 

さっそく食べてみましたが、これは!僕の大好きなカンヤオの味に近い濃厚さ。ただお値段がモントーンに比べて高いので、今回の滞在、あと何回かドリアンを食べるチャンスがありそうですが、やっぱりモントーンになるかなぁ。

 

今年はドリアンの出荷が早いようで、例年5月中旬から安くなるのですが、すでに価格が下がってきているのです。と言っても、インフレのタイ、物価の安い時代を長期で知っているだけに「何でも高くなったなぁ」という感想しか出てこないのです...。

 

今年の弊社契約農園からのマンゴー第一便が到着しました。

 

今年はタイフェスティバルには出店しない予定のため、マンゴー名人管理の農園からのナムドクマイマンゴーを弊社HPでのみ販売することになります。

 

 

到着し、検査完了した果実を検品してみると、瑞々しい独特の果実が良い状態で届いていました。さすがにマンゴー名人、日本向けに良いデキに持ってきます。

 

 

個体によって熟度は若干、差がありますが、色の濃くなっているものはすでに独特の黄色からオレンジに近い濃い色になっています。

 

 

さっそく、皮をむいてみたところ、オレンジ色の果肉が完熟で強烈な甘さでした。あと5回、今年も良い状態の果実をお届けできそうです。