介入待ち | Typo日記(typographical error)

Typo日記(typographical error)

not every loss is bad. sometimes it sets you free.

ドル円が153円を超えてきたので、皆そろそろ介入かと身構えていると思います。
 

2022年、政府・日銀は、3回にわたって市場介入を行いました。9/22、1ドル145円後半で2.8兆円、10/2 5.6兆円、総額9兆円を超える介入をしました。これにより140円台まで一気に円高が進みましたが、日本の単独介入だったため、143円台まで戻されています。


今回は152円超えで介入するかと思っていましたが、11日に日米首脳会談があったせいか、できなかったのでしょうね。首脳会談で話は通してあるだろうから、2022年の介入同様、一日で5兆円以上の円買いドル売りは間違いないと推測しますが、そう何回もできるものでもありません。

日経新聞によると、政府や日銀が持つ預金や債券などの外貨建て資産の総額は、2024年3月末時点で1兆2906億ドルとあったので、外貨準備の1割が上限として最大20兆円まで。よって、介入は2~3回でしょうか。

 

初回介入時153円台として、一時的に5円押し戻して148円台まで円高になったとしても、日米金利差が解消されてないので、その効果は限定的だと思います。前回同様151円まで戻ってしまうのでは。介入のタイミングで海外投資するか、FXでドル買するかの判断が必要だなと思っています。防衛ライン155円だとしたら、来週は何も買わないで終わり。


参考になるかと、2022年当時の記事を見直しています。例えば、このコラム

「円安阻止の単独為替介入の効果は限定的」

https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2022/fis/kiuchi/0914_3