ニッセイTOPIXインデックスファンド | Typo日記(typographical error)

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「<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド」の第9期運用報告書が届いたので記録しておきます。

第9期末(2024/02/20)基準価格19447円、順資産総額757億円、騰落率34.7%、分配金0円

https://www.nam.co.jp/report/pdf2/y121526a-240411.pdf

信託報酬は年0.143%、総経費率は0.148%でした。当期騰落率は34.7%は、ベンチマーク騰落率(35.0%)におおむね連動しています。 

TOPIXインデックスファンドは、いかに低コストの商品を選ぶかで、結果が決まってしまいます。ニッセイと同レベルの信託報酬かつNISA積立枠で買える商品は2つだけです。
野村「はじめてのNISA・日本株式インデックス(TOPIX)」
三菱UFJ「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」

ただし、野村は販売開始から1年経過しておらず、純資産も6億しかないので、敢えて選択する必要はないでしょう。eMAXIS Slimは純資産が1644億あり、今からNISAで積立するなら、「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX」がベストだと思います。

ニッセイも三菱UFJも5年以上の運用実績がありますが、1年騰落率40.46%対40.42%、5年騰落率92.57%対92.17%、どちらも僅差で三菱UFJが買ってます。

「SBI・iシェアーズ・TOPIXインデックス・ファンド」(愛称:サクっとTOPIX)は、信託報酬が年0.1133%と、eMAXIS Slimより0.0297%安いですが、こちらも販売開始後1年経過しておらず、純資産は19億しかありません。資金流入は1か月で4億円程度なので、資産規模、総経費率まで考慮すると、運用実績で負けると思います。

信託報酬にこだわるならETFのほうが安いです。
今から買うなら、「(NEXT FUNDS)TOPIX連動型上場投信」(1306)が純資産23兆5000億あり、純資産総額の残高に応じて信託報酬が段階的に下がる料率体系(段階料率)が導入しているため、信託報酬率も0.0538%(税抜き)(2024年3月29日現在)と低コストです。決算は年1回(7月)、売買単位10口のため、4/12終値だと29160円。毎月約3万円で積立可能です。

https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1306-j.pdf


1口単位で売買するなら「iシェアーズ・コア TOPIX ETF」(1475)が、信託報酬0.045%(税抜き)と安いです。こちらの純資産は1兆8千億、決算は年2回(2.8月)です。

https://www.jpx.co.jp/equities/products/etfs/issues/files/1475-j.pdf