カレー魂 | 日常蹴辺

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身辺雑記

先日のWIRED VISIONの記事、「日本のカレーライス」を熱愛する米国人記者が語る『ゴーゴーカレーNY店』 はすばらしかった。日本のカレーを偏愛する米国人のバカっぷりに、大笑いしながらも、深い共感を覚えた。
かく申す私も、一時期週に10食食べていたくらいのカレージャンキーである。カレーを愛する気持ちは人種も国境も超えるのだ……と感動するとともに、たまにはこういうバカっぽいカレーを食べなければいけない、と刺激を受け、早速このゴーゴーカレーに行ってみた。

以前金沢でチャンピオンカレーには入ったことがある。カレーがかかった状態の上にカツが載っていて、フォークで食べるスタイルだ。これが今では「金沢カレー」と呼ばれ、一ジャンルを形成しているというのだが、絶対ウソだと思う。
それにしても「ゴーゴー」は安直だろ。金沢=松井秀喜=55番というイージーな発想に加え、ロゴマークのゴリラ だって、本当はゴジラにしたかったんだけど、使用料が高かっただけだろう。

どこに店があるのか調べてみると、全然知らないうちに、いつも使っている御茶ノ水駅の近くに出来ていたことがわかった。隣はラーメンの博多天神。濃い並びだ。
午後1時近くだったにもかかわらず、カウンターのみの店内は満席。結構流行ってるようだ。注文したのはロースカツカレー・ビジネスクラス(大盛)、750円。カウンターから眺めていると、カツは注文が入ってから揚げている。なので多少混み合うのだろう。まんてんだったら昼は見込みでガンガン揚げてるもんな。でも、調理担当のおじさんはテキパキと手際よい。ネームプレートには「かつ」と書いてある。冗談かと思ったら、店の人に「かつさん!」と呼ばれていた。

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出てきたカレーは、なかなかのボリューム感。かかっているカレーの量が十分なのがうれしい。カツは薄め。全体的には南海のカツカレーと似てるかもしれない。
ただ自分の好みとしては、辛さが全く足りない上にカイエンペパーが卓上にないし、塩気が強くて、旨いという感じではなかった。量があって値段も妥当なのだが、ここから徒歩5分にまんてんがあることを考えると、リピートはしないかな。アメリカ人よ、これにクラックは入ってないぞ。一度、メジャーカレー を試してみたいとは思うが。

ゴーゴーカレーお茶ノ水駅前店
東京都千代田区神田駿河台2-1-17
営業時間10:55~22:55(←ここまでゴーゴーにこだわるかね)
定休日:不明