選手権準決勝 | 日常蹴辺

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身辺雑記

準々決勝は仕事始めが重なってしまったため断念した選手権。冷たい雨の降る今冬最悪の観戦コンディションの中、準決勝の舞台、国立へ。

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慌てて出かけたら、雨具を忘れていた。売店でレインコートを購入したが、いきなり袖と胴のつなぎ目が切れるという悲劇に襲われる。
こんな天候のため閑散としているバックスタンド、神村応援席の最後方で傘さしたまま観戦。

作陽 4-5-1
     1安井

13桑元 3石崎 4堀谷 15長谷川

   10酒井 8立川

     7宮澤
 20濱中       16高山
     17桜内

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   10遠藤 20木村

  16永畑   24西別府

   7芝   15里

13柿原 4加藤 5塗木 8仮屋

     1矢野
神村学園 4-4-2

国立4強まで勝ち上がってくると、チームの完成度も高くなってくる。両チーム共スタメンやシステムは確立されていて、さらにベンチにジョーカーや交代要員(作陽の小室・村井、神村の鮫島・村田)も用意している。
作陽にしてみりゃようやく芝のはげた駒沢から解放されたというのに、芝は最高だが水の浮いた国立とは。見ている方も辛い。メモ取るどころじゃない。

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別に、穴沢主審を撮りたかったわけではなく。

両チームにチャンスはあって、結果的には作陽が勝負強かった、ということなのだろう。セットプレーのこぼれをCBキャプテンの石崎が蹴り込んだ決勝点。3回戦の室蘭大谷戦の時、石崎のポジショニングが悪くてピンチを招いたプレーのあと、コンビを組む2年生CB堀谷がガーッとなにか言ってたのが印象深かったが、よかったね、キャプテン。

作陽 1-0 神村学園

神村は、創部5年目・初出場でありながら、大会に参加したというだけでなく、鹿実を破り鹿児島を代表して出場するプライドを背負って、よい試合をしてきた。永畑はこの日も柔らかいパスから好機をつくっていて、もっと見たい選手だった。

さて、問題の第二試合。

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八千代 4-3-3
     17植田

18服部 2森田 4宮川 21佐々木

  6前田 8新里 14藤井

     10米倉
   11山崎  9下田

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     9成田

 13大山 11林 7松本

   6諸橋 8千葉

3土屋 4藤村 5中村 2平

     12石森
盛岡商業 4-5-1

自分としては今大会初見のチーム同士。フォーメーションをメモしようにも、弱まることのない雨に加え、時折強風まで吹きつける始末。
八千代は攻撃時は米倉が前線に絡んで3トップ的に、守備時は下がって4-4-2になる感じ。
盛岡商はリスクを冒さない試合運び。最終ラインからはとにかく蹴り出す。高円のグループリーグでヴェルディユースと当たったときの印象は……大勝したのと、同日に滝二が大分ユースをチンチンにした印象が強すぎて、さっぱり覚えていない。でも、11番の林くん、ウマイわ。こんな子がいたのか。

中継かダイジェストをご覧になった方はご存知の悲劇が、ロスタイムに起こった。その場にいた人のほとんどがPKのことを考えていただろう。僕も、盛岡商のGKはゴールキックをことごとくミスしていて、PK戦にも影響があるんじゃないかと頭の別のところで考えながら、盛岡商の得たCKをぼんやりと見ていた。雨が降っていなければキャッチするだけのイージーボール。でも、あの天候でのあの結果を、誰が責めることができるだろうか。
それから後のロスタイムは、長かったような、短かったような。ここまで全力で闘ってきた者に対してこうも酷い幕切れというのは、昨年見た130試合の中には思い出せない。サッカーは恐ろしい。

八千代 0-1 盛岡商業