今日はようやくサッカーは一休み。でもとりあえず昨日見た試合のことを書いておかないと、昨年のように書かずじまいになってしまうので。
大津が二回戦で敗退してしまったことで、近場なうえに注目校対決の駒沢へ向かう。
写真を撮ろうとおもったら、SDカードを忘れたことに気付く。まあいいや。こんな感じの風景写真を一枚携帯で。
でもそんな時に限って、すごい選手がいたりするんだな。
室蘭大谷 4-4-2
1山田
13村松 5近藤 2清原 6福西
7遠山 8柴田
12桝沢 20西山
9樋渡 10宮澤
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17桜内
20濱中 16高山
7宮澤
8立川 10酒井
15長谷川 4堀谷 3石崎 13桑元
1安井
作陽 4-5-1
いつもだと目が行くのは作陽の10酒井くんのような、小柄でテクニックと馬力のある中盤の底の選手なのだが、室蘭大谷の10宮沢裕樹、これはすごいのでは。今大会5試合目にして初めて、「エース」と呼べるFWだった。存在感といい強さといい、2年生なのに風格というか、エースの匂いがしている。
作陽はさすがによいサッカーをしている。20濱中が何度も左サイドを突破する。というか、どちらのチームも右SBがまずい感じ。20分過ぎからは作陽がボールを支配するが、決定的な得点機は室蘭大谷に多く、7分・19分・29分・39分に宮澤が足と頭で放ったシュートは、どれも見応えのあるプレーだった。
HTに作陽は16高山→11小室。前半よかった濱中を右に移し、中盤支配を強める。
しかし、先に決定機が訪れたのは室蘭大谷で、47分12桝澤のシュートはクロスバーに当たって真下に落ちたが、ノーゴール。逆に作陽は52分にカウンターから3対3になり、抜け出した11小室がドリブルシュート。決定的だったが、DFが触ってかろうじてゴール右へ。
64分に17桜内→9村井。ケガ人続出でベストメンバーが組めないでいた作陽、ついに本来のメンバーに。終了3分前に11小室の左からのクロスを8立川がシュート、バーに弾かれて決まらず。結局PKにもつれ込んだ。
室蘭大谷 0(PK2-4) 0作陽
PK戦でも両右SBが続けて決められず。試合内でのパフォーマンスが精神的に影響を与えないわけがない。
第二試合は青森山田と静岡学園の緑チーム対決。なのにどちらもセカンドユニで、白対赤に。
青森山田 4-4-2
1大久保隆
7和泉 6鎌戸 3大久保翼 4山田
15小竹 5李澤
8板倉 10フランク
11佐々木 9川西
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20大石 9國吉
7枝本 8刈込 10杉浦
11吉野 13藤井
19川端 4小坂 25奥田
17船崎
静岡学園 3-5-2
さすがに強豪同士で、どっちも巧いんだが……中盤の潰し合いが多くて、ゴール前では身体を張ってシュートを撃たせない。勝負所を抑え合ったタフな試合。
どっちも8番がうまいな、と思ってたのに、静学はHTに8刈込→12伊藤にチェンジ、前線の並びも
12伊藤 20大石
7枝本 10杉浦 9國吉
に変わった。國吉にベロカルのディフェンスもさせるということだったのかな。國吉はすごい頑張る選手で好印象。右サイドに回されたが左利きで、FKも任されている。
システム変更がはまった静学、後半は好機を量産。羅列してみると、
・50分 20大石ポストからオーバーラップした25奥田がシュート
・54分 ゴール前での混戦、20大石がふかす
・59分 右9國吉クロス、走り込んだ10杉浦?ダイレクトで外す
・62分 7枝本ロングシュート、GK左手一本でファインセーブ
・65分 20大石のシュートわずかに左
・69分 10杉浦自ら持ち込んでのシュート、外す
・79分 9國吉直接FK、GKがセーブ
という具合だった。
最後の最後に
・81分 20大石ヘディングシュートでゴール
だったんだけど、あのふわりとしたシュートはそれまでのチャンスに比べると入りそうな感じではなくて、GKがライン上で抑えたかのように見えたのだが、副審は割ったとの判定。後でテレビで見ても、確かに入っていたし、攻めていたチームが勝ったのは妥当と言えなくもない。
青森山田 0-1 静岡学園
でも、青森山田がつまらないチームだったかというとそんなことはなくて、ここまで見てきた6試合12チームはどこにもよいところがあって、敗北という重い責を負わされるにはあまりにがんばりすぎているように思える。昼間に観戦して、夜中、日テレのダイジェスト番組で試合後のロッカールーム映像を見てもらい泣きする生活をしていると、日テレの策略にまんまとハマっているのが非常に癪で、せめて80分延長なしPKというテレビ都合なレギュレーションはなんとかならんのか、と余計なところに毒づきたくもなるのだった。