選手権三回戦 | 日常蹴辺

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身辺雑記

今日はようやくサッカーは一休み。でもとりあえず昨日見た試合のことを書いておかないと、昨年のように書かずじまいになってしまうので。

大津が二回戦で敗退してしまったことで、近場なうえに注目校対決の駒沢へ向かう。

070103a

写真を撮ろうとおもったら、SDカードを忘れたことに気付く。まあいいや。こんな感じの風景写真を一枚携帯で。
でもそんな時に限って、すごい選手がいたりするんだな。

室蘭大谷 4-4-2
     1山田

13村松 5近藤 2清原 6福西

    7遠山 8柴田
 12桝沢      20西山

    9樋渡 10宮澤

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     17桜内
 20濱中      16高山
     7宮澤

    8立川 10酒井

15長谷川 4堀谷 3石崎 13桑元

     1安井
作陽 4-5-1

いつもだと目が行くのは作陽の10酒井くんのような、小柄でテクニックと馬力のある中盤の底の選手なのだが、室蘭大谷の10宮沢裕樹、これはすごいのでは。今大会5試合目にして初めて、「エース」と呼べるFWだった。存在感といい強さといい、2年生なのに風格というか、エースの匂いがしている。
作陽はさすがによいサッカーをしている。20濱中が何度も左サイドを突破する。というか、どちらのチームも右SBがまずい感じ。20分過ぎからは作陽がボールを支配するが、決定的な得点機は室蘭大谷に多く、7分・19分・29分・39分に宮澤が足と頭で放ったシュートは、どれも見応えのあるプレーだった。

HTに作陽は16高山→11小室。前半よかった濱中を右に移し、中盤支配を強める。
しかし、先に決定機が訪れたのは室蘭大谷で、47分12桝澤のシュートはクロスバーに当たって真下に落ちたが、ノーゴール。逆に作陽は52分にカウンターから3対3になり、抜け出した11小室がドリブルシュート。決定的だったが、DFが触ってかろうじてゴール右へ。
64分に17桜内→9村井。ケガ人続出でベストメンバーが組めないでいた作陽、ついに本来のメンバーに。終了3分前に11小室の左からのクロスを8立川がシュート、バーに弾かれて決まらず。結局PKにもつれ込んだ。

室蘭大谷 0(PK2-4) 0作陽

PK戦でも両右SBが続けて決められず。試合内でのパフォーマンスが精神的に影響を与えないわけがない。

070103b

第二試合は青森山田と静岡学園の緑チーム対決。なのにどちらもセカンドユニで、白対赤に。

青森山田 4-4-2
     1大久保隆

7和泉 6鎌戸 3大久保翼 4山田

   15小竹 5李澤

 8板倉      10フランク

   11佐々木 9川西

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   20大石 9國吉

 7枝本  8刈込  10杉浦

   11吉野 13藤井

  19川端 4小坂 25奥田

     17船崎
静岡学園 3-5-2

さすがに強豪同士で、どっちも巧いんだが……中盤の潰し合いが多くて、ゴール前では身体を張ってシュートを撃たせない。勝負所を抑え合ったタフな試合。
どっちも8番がうまいな、と思ってたのに、静学はHTに8刈込→12伊藤にチェンジ、前線の並びも

   12伊藤 20大石

 7枝本  10杉浦  9國吉

に変わった。國吉にベロカルのディフェンスもさせるということだったのかな。國吉はすごい頑張る選手で好印象。右サイドに回されたが左利きで、FKも任されている。
システム変更がはまった静学、後半は好機を量産。羅列してみると、
・50分 20大石ポストからオーバーラップした25奥田がシュート
・54分 ゴール前での混戦、20大石がふかす
・59分 右9國吉クロス、走り込んだ10杉浦?ダイレクトで外す
・62分 7枝本ロングシュート、GK左手一本でファインセーブ
・65分 20大石のシュートわずかに左
・69分 10杉浦自ら持ち込んでのシュート、外す
・79分 9國吉直接FK、GKがセーブ
という具合だった。
最後の最後に
・81分 20大石ヘディングシュートでゴール
だったんだけど、あのふわりとしたシュートはそれまでのチャンスに比べると入りそうな感じではなくて、GKがライン上で抑えたかのように見えたのだが、副審は割ったとの判定。後でテレビで見ても、確かに入っていたし、攻めていたチームが勝ったのは妥当と言えなくもない。

青森山田 0-1 静岡学園

でも、青森山田がつまらないチームだったかというとそんなことはなくて、ここまで見てきた6試合12チームはどこにもよいところがあって、敗北という重い責を負わされるにはあまりにがんばりすぎているように思える。昼間に観戦して、夜中、日テレのダイジェスト番組で試合後のロッカールーム映像を見てもらい泣きする生活をしていると、日テレの策略にまんまとハマっているのが非常に癪で、せめて80分延長なしPKというテレビ都合なレギュレーションはなんとかならんのか、と余計なところに毒づきたくもなるのだった。