神保町の至宝とも、カレータウン神保町のアンチテーゼとも評されるまんてん。味はともかく(べつに嫌いじゃないよ)とにかく量と安さで漢たちの胃袋を魅了する。
通常のカツカレー(550円)でもかなりボリュームあるのだが、その他のトッピングを全部乗せた「全乗せ」(950円)というのが超有名裏メニュー。若いころなら余裕で食えただろう。しかしここ1年で食べる量が急激に落ちている。チャレンジするとしたら、残された時間は少ない。
もう今日と決めたので、花見がてら飲みに行こう、という同僚の誘いは断る。なのにお茶の時間(そんなしゃれたものがあるわけではないが)に桜餅をもらってしまう。4時間後に超へヴィなものを食べなければならないのに、アンコか……でももらったものはきっちり食す。
さて、いざ出陣。19時30分の店内は野郎どもでほぼ満席。常連風に「全乗せ」とさりげなく注文してみる。昼と違い、夜は揚げ物の作り置きをしないので、出てくるまでに時間がかかる。食いきれないとみっともないよな。というか出されたものを残すのはオレの主義じゃないし。プレッシャーを感じながら待つこと10分。
「おまたせしました、もうしわけないね、すみませんね」と店主のいつもの口癖と一緒に出てきたのは
はー。やっぱすげえや。盛り上がって山になっちゃってるよ。
大量のライスの上にカレー、その上にカツ1枚・コロッケ2個・揚げシュウマイ4個・揚げウィンナー3本、さらにその上にカレーがかかっている。
まずは右サイドのシュウマイから崩しにかかる。手強いのはシュウマイとカツだろうから、ここを早めに片づけたい。普段カツカレーの時は最初に大量に唐辛子をかけてしまうのだが、この量だと食べてる途中で味に飽きてくるだろうから、唐辛子はスーパーサブとして温存しておく。サイドを変えてコロッケは、やはり楽勝だったが、ウィンナーも重厚で結構難敵だ。
3分の2まで食べたところで満を持して唐辛子を大量投入し、勝負をかける。結局、10分強で完食した。
完食はしたのだが、やはり苦しかった。桜餅のおかげで胃酸過多気味だった胃袋は、パンパンに膨らんでいた。飲み過ぎたときとは趣を異にする気持ち悪さだ。
今朝になっても胃はダメージから回復せず、身体全体に疲労感が残っている。勝負には勝ったが、内容的には完敗、といったところだ。
自分はこれが最初で最後だろうが、950円で腹いっぱいになりたい若者にはおすすめします。