『6才のボクが、大人になるまで。』 ★★★★★★★★★ (9/10)
『セッション』 ★★★★★★★★ (8/10)
『博士と彼女のセオリー』 ★★★★★★★★ (8/10)
『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 ★★★★★★★ (7/10) -受賞作-
『グランド・ブダペスト・ホテル』 ★★★★★★ (6/10)
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』 ★★★★★ (5/10)
『グローリー/明日の行進』 ★★★★★ (5/10)
『アメリカン・スナイパー』 ★★★★ (4/10)
まれに見る激戦の年。『セッション』も素晴らしかったし、『博士と彼女のセオリ―』もとても好きな作品。それでも『6才のボクが、大人になるまで。』は頭一つ抜けていると感じた。
しかしふたを開けてみると、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が、作品賞と監督賞をW受賞(そのほかに脚本賞と撮影賞を受賞し4部門受賞)。『21グラム』『バベル』といったシリアスな人間ドラマの秀作を撮ってきたイニャリトゥ監督が初めてコメディに挑戦ということで期待されたが、その期待を上回る出来だった。それにしても作品賞と監督賞のW受賞とまで評価されているとは意外だった。
同じ俳優を使って12年かけて1本の作品を作り上げた『6才のボクが、大人になるまで。』に作品賞か、リチャード・リンクレイターに監督賞をあげたかった。