『ジュラシック・ワールド』 (2015) コリン・トレボロウ監督 | FLICKS FREAK

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いやぁ、映画って本当にいいもんですね~



世界興行成績が『アベンジャーズ』を抜き、『アバター』『タイタニック』に続く歴代3位になったと伝えられる『ジュラシック・ワールド』観賞。シリーズ第4作目で、前作『III』からは14年ぶりの新作となる。

『ジュラシック・パーク』('93)を観た時に"Wow!”と思ったのは、勿論CGでリアルに復元された恐竜の映像もあるが、「琥珀に閉じ込められた恐竜の血液を吸った蚊から恐竜のDNAを採集して復元する」であるとか、「復元した恐竜を育成してテーマパークを作る」というアイデアの斬新さ。この新作では、既に恐竜の復元に成功し、テーマパークがオペレートしているという設定から、第一作目のアイデアの新味は全くない。であれば、あとは恐竜の露出度で勝負ということになる。これはこの手の映画でありがちなパターンで、総じて面白みには欠けるということになる。

今回の主役を張る恐竜は、これまでのTレックスやラプトルではなく、テーマパークの観客の「より強い刺激を求める」欲求を満たすため、より"Cool"な遺伝子工学で造られた新生恐竜。こうなるとそこらの怪獣映画と変わらなくなってしまうという劇薬を使ったというのも、この映画の欠点の一つだろう。

またあくまで人間は脇役であることはいいのだが、そのキャラ設定が弱すぎる。ワイルドなヒーローとキャリアウーマン風のヒロインという、いてもいなくてもいいような二人(ヒーローはラプトルの飼育係で、4頭の生まれた時から育てているラプトルを調教しているというのは重要な伏線ではあるが)。

最後にその新生恐竜をいかにしてやっつけるかというところも、かなり無理のある設定(ネタばれを避けるべく詳細は避けるが)。

ということで、かなりケチをつけたけれども、映像は単純に楽しめ、もしこの作品をシリーズの前作を観ていない人が観たとしたら、やはり"Wow!"であろう。最近のシリーズ物新作で言えば『ターミネーター: 新起動/ジェニシス』よりはいいかな。それにしてもリブートを除けば、シリーズ続編でオリジナルを越えるのっては不可能ってことなんだろうな。

★★★★ (4/10)

『ジュラシック・ワールド』予告編