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知っておけば役立つリフォームのこと
■リフォーム業社が伝えてほしいこと
お家の小さな修理や修繕から大規模な改修をお願いするための
ポイントをお話ししているこのブログ。
前回、業社側に伝えておくと良いことをまとめて見ましたが、
受け取った業社側は、その内容に沿っていけば提案や見積もり、
工事までの流れまでをスムーズにできるというメリットが生まれます。
では、前回のブログでまとめたポイントについて、業社側の立場で説明を。
・お家に関する基本的なデータ
リフォームの大小を問わず、小さな修理や部品交換でも、やはり
築年数や、間取り含めた情報があれば、お願いされたことだけでなく
お家にとって本当にやっておくべきことを提案できるようになります。
例えば、築年数の経過によって起こる不具合や劣化は、お客様が
知らない場合が多く、それを知ってもらうだけでもお家メンテナンス
に対する考え方が変わってもらえるはず。
・ご家族の基本データ
家族構成やライフスタイルのデータは、それぞれのお家が持っている
全体的なイメージを把握するのに役立ってきます。
家族の人数や、子供の年齢、ライフスタイルが夜型、昼型などによっても
求められるものが大きく変わってくるものです。
給湯器交換を例にしてみます。給湯器がお湯を作り出す能力は
20号や24号と号数によって違い、また機能も様々で、各メーカー
を合わせれば、100を超える種類になるのです。
この種類の中から、依頼者に最適な給湯器を提案するには、
基本的なご家族のデータがポイントに。家族4人なら24号がおすすめ
とよくインターネットでは言われたりしていますが、ひとつ下の能力20号
でも十分の場合もよくあるのです。
また、キッチンのリフォームであれば、料理の頻度や和食好き、洋食傾向
なども、提案するシステムキッチンの収納力や機能を絞り込むための
大切なポイントに。
・全体的なお金の考え方
実は、予算よりも重要なポイントが、リフォームにかけるお金の考え方です。
限られた予算の使い方の方向性がはっきりしていれば、リフォーム工事の
提案のまとめ方を絞ることができてきます。
前回のブログでお話したポイントに壁紙の貼り直しを例にして
業社側が考える提案を加えてみます。
ー見た目よりも機能にお金を使って快適にしたいー
吸湿性や傷つきにくい、汚れが落ちやすいなどの高機能を壁紙を中心に
ーなるべく安い金額で仕上げていきたいので、金額優先ー
㎡あたりの単価数百円のパターンから、イメージに合った
柄や質感のものをチョイスして。
ーお金をある程度掛けてでも、理想に近づけていきたいー
複雑な柄や独特な質感を持つ、㎡あたり数千円～数万円まである
高級なものから、海外製も選択肢の中に。
また、壁紙以外で壁を仕上げる方法まで提案に含めることも。
・お気に入りのイメージ
意外と多いのが、「イメージが湧かないので、おまかせで」というパターン。
さて、困りました。お気に入りのイメージがないと、色の好き嫌いから
始まって際限なく、悩み尽くして提案を考えないといけなくなります。
このイメージの食い違いを解消するための打ち合わせを繰り返しが、
工事スタートまでの進捗を遅らせる原因に。
ひどい場合には、工事が終わってから、「なんか違うかも…」と
いうような後悔の言葉を聞くことに。
前回と今回のふたつは、ほぼ同じ内容で、視点を変えただなのですが、
これが口頭ではなく、手書きされた紙やパソコンで作ったデータなどに
まとまっていると、本当にベストなリフォームの実現に。
リフォーム業社が、打ち上合わせの際、聞き取ってくれるから大丈夫と
思っていませんか？ まずこの考えをなくして、ぜひリフォームの要望を
目に見えるものにまとめてみましょう。
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