知っておけば役立つ給湯器のこと
■給湯器のリモコンが複雑すぎる…
ここまでのブログで給湯器のお話をしてきましたが、
いかがだったでしょうか。
給湯器がどうやってお湯を作っているのか、
省エネ効果についてもまとめてきました。
入れ替える給湯器はガスにしますか？ それとも電気
省エネ性能は検討しましたか？
さて、ほぼ給湯器自体の選択が決まれば、最後の高いハードルです。
それは、給湯器のリモコン選択なのです。
あえて 高いハードル と書いたのか、その理由を。
・昔と違い色々な機能が備わっている
たくさんの便利機能を狭いリモコンパネルの中で操作できるように
しているので、ボタンがたくさん。
・メーカーごとで同じような機能でも微妙に違う
機能の呼び名が同じであっても、同じように動くわけではないので
しっかりと仕様の違いを見極めないといけません。
・リモコンのボタンに表示された機能がわかりにくい
限られたスペースにたくさんのボタンが配置されているので、
どうしても表示内容は短めに。そうするとそのボタンを押した時
どんな機能が、どんな風に働くのかを確認するのが大変。
・昔のリモコンよりもサイズが大きくなっている
思っている以上に、リモコンは大きいサイズになっているので、
実際のサイズをしっかり確認しないと、設置後に使い勝手が
悪くなる可能性が。
・リモコンによって表示画面が違う
もう色々なメーカーの家電製品が家にあるので、当たり前の話
かもしれませんが、それぞれのメーカーは、給湯器がどの状態で
働いているかをリモコンの表示画面でより分かりやすくしようと
デザインしています。これがかえって、比較検討がしにくい要因に。
・リモコンに加えてスマホの給湯器用アプリも登場している
ひと昔前では、まったく想像できなかったのが、給湯器を
スマホのアプリで操作できること。リモコンを設置して、さらに
スマホアプリでも色々できるとなると、さらに選択肢が広く
また、悩むポイントも増えていきます。
・ユニットバスのリモコンと給湯器のリモコンは別々
最近のユニットバスにも機能が増えていて、自動的に浴槽の
掃除をしてくれたり、換気のコントロールをしてくれたり
便利になってきましたが、これはユニットバス用のリモコンで操作。
お風呂を貯めるには給湯器のリモコン、お風呂の快適さは
ユニットバスのリモコンとなってきます。
なので、設置するリモコンが増えていきます。
一部メーカーでは給湯器との連携までを考慮したアプリを
登場させていますが、どれでもOKということにはなっていません。
・給湯器のリモコンは基本２か所の設置
色々な給湯器の機能のほとんどが、お風呂に関わるもの。
例えば、追い焚きやたし湯などの操作は浴室内に設置した
リモコンが便利。
もう片方のリモコンはキッチンに。お皿を洗うお湯の温度を
変えるには必然です。
浴室内のリモコンとキッチンのリモコンで話すことができる
インターホンが増えてきています。
ざっと思いつくものを出してみましたが、いかがでしょう。
給湯器は、単にお湯を作ってくれればOKなのですが、やはり
快適さを考えていくと色々な機能を使いたくなるもの。
そうなると、悩みのタネは尽きなくなります。
入れ替える給湯器について、ガスか電気か、お湯を沸かす性能などが
ほぼ見えてきたのであれば、しっかりとリモコンの検討を。
ちなみにリフォーム業社側でも、すべてのリモコンについて
機能含めた仕様は、種類も多いので把握しきれていないことが。
リモコンの気になる機能などがあれば、各メーカーのサイトでの
確認やサポートサイトへの質問、カタログの取り寄せなどを
検討してみることが大切です。
給湯器の入れ替えは、寿命を迎えてしまい、お湯がでなくなってので、大急ぎ！！
といったパターンが多いのが実際です。
そうなると、急いで決めた給湯器に後悔が残る可能性が出てきます。
給湯器の寿命は約10年、
以前のブログ(ん？と感じたら編)でまとめているような症状が出たら
早めに新しい給湯器の検討をはじめましょう。
じっくりリモコンも含めて検討すれば、入れ替えた給湯器と付き合う
10年がきっと快適になるはずです。
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