いろいろありまして、ブログを書く気力が無かったんですが、ちょこちょこと出掛けた所もあるのでまたちまちまとブログを上げていこうと思います。
もう7月の事ですが、平日お昼に六本木の「恐竜科学博2023」に行ったあと…。
日比谷線と丸ノ内線を乗り継いで東京駅直通のJPタワー内の商業施設「KITTE」へ。
その2階と3階にある学術文化総合ミュージアム「インターメディアテク(IMT)」に行ってきました。
2015年以来、8年ぶりです。
IMTと言えばこのデザイン性の高いエントランス。博物館と言うよりは美術館の趣きが強いです。
んで、やっぱりIMTと言えばコレ。
「マチカネワニ」の全身骨格。このディスプレイの感じもまたイイ。
以前来た時はまだ展示室内の写真撮影はNGでしたが、いつの間にか館内のほぼ全てが撮影可能になってました(一部除く)。やっぱ8年経つといろいろ変わるもんだ…。
IMTは日本郵便株式会社と東京大学総合研究博物館が運営する公共貢献施設で、東京大学が開学以来蓄積してきた学術標本が常設展示されています(公式HP参照)。
種類(?)としては大学博物館になると思うんですが、「KITTE」内にあるという点で非常に入りやすい博物館です。でまた入館無料という気前の良さ。
とにかくこの展示室の雰囲気の素晴らしさ。
歴史的にも貴重な「旧東京中央郵便局舎」の建物をベースにした展示室に東京大学所蔵の標本が所狭しと展示されている感じはまさに”大学博物館”の風情ですが、商業ビルの中にありすぐ目の前が東京駅という立地はかなりな独自性だと思います。
もうひとつ特徴的なのが展示室の北側に面した窓。ここから射し込む陽の光がまた何とも言えない雰囲気を醸してます。
窓から覗く東京駅。
殆どの博物館は標本保全のために展示室に窓を設けることってあまり無いと思うんですが、ここは日中常に陽の光が射し込んでいてそれによって生まれる標本の陰影がまた何とも言えない風情を生んでいます。この点もこの博物館の独特なところでしょう。
でまた展示台やケースの殆どが木製什器なのもポイント高い。これらも東京大学で使用されていた什器をそのまま使用しているそうで、ここにも歴史の重みを感じられます。
展示の仕方も博物館のように説明的な感じではなく、どちらかと言えばアート感強めのディスプレイでこれもまた独特。
この博物館に関しては標本を見ると言うよりは、この博物学的な空間に没入するための施設だと勝手に思っています。なのでこの時も正直あまり標本は見てなくて標本込みのこの空間に浸っていた感じでした。
2階から3階へ。この鳥類の剥製群の展示もIMTの特徴的な展示のひとつと言えるかな?
展示室兼収蔵庫になってるようです。
ただガラスの映り込みで写真撮るのはちょい難しいかな?まあ仕方ないそういうスポットではないし。
3階の展示室もホントに素晴らしい。ヨダレが出る💧
六角形の柱に合わせた六角形のガラスの展示ケース。窓から差し込む陽の光が生み出す陰影が更にアート感を押し上げていてが非常に素敵です。
久々に来た「インターメディアテク(IMT)」でしたが、やっぱり素晴らしい。
歴史を感じられる大学博物館らしさにアート感を合わせた館内のなんとも言えない雰囲気は他の博物館では味わえない没入感があります。必ずまた行きます。