意識したわけでは無いんですが、8月から10月にかけて鉄道関連の博物館を3つ見に行ったので、ここでまとめて紹介したいと思います。
8月半ば、神奈川県海老名市にある「ロマンスカーミュージアム」に行ってきました。
展示室に入るといきなりの「RSE(20000系)」。2012年まで運用されていた車両です。いやカッコイイ。
そのとなりには「HiSE(10000系)」。こっちもカッコいい。
んでまた振り返るとこうですよ。
上の2両の間を抜けた先にはもう一両のロマンスカーが。
右側から「SE(3000形)」。「乙女」のヘッドマークに丸目がなんともカワイイ。
乗降口の形状もカワイイ。
「NSE(3100形)」。運転席を2階に配した最初の車両です。
「LSE(7000形)」はNSEを更に洗練した感じのデザインです。
実物車両の展示としては他に小田急線の最初の車両「モハ1」なんていうレトロなのも展示されてます。
巨大ジオラマの展示室。ここがまたホントの巨大。
ロマンスカーを見つけるとちょっとうれしい。
夕景もイイ。
初めて来ましたけど「ロマンスカーミュージアム」、非常に楽しいです。
乗ってみたいなぁ…、ロマンスカー。
翌9月中頃。埼玉県大宮にある「鉄道博物館」に行ってきました。
2014年以来2度目、2018年にリニューアルされてからは初です。
で、こちらもエントランスに入るとすぐにお召列車の「EF58」。てかエントランスでかいなやっぱ。
最初にここに来た時に印象的だった「弁慶号」。バックトゥザフューチャーを思い出す。
んで今回来て印象深かったのがこの「人車鉄道」。カワイイ。
これも気になった「EF55」。1930年代には流線型の鉄道車両が流行ったそうで。今見てもカッコいいなあコレ。
この昔の駅名標も味があってまたイイ。前回来た時は今ほど鉄道に興味が無かったから気付かなかったのか、今回はこういう鉄道以外の所にも自然と目が行くようになった気がします。
いいなぁ。「とうきやう」。
前回も思いましたが、とにかくここは展示車両の数が膨大すぎていつまででも見てられます。
鉄博の中央に鎮座する「C57」。前回は見れなかった転車台の回転イベントが今回見れたのが個人的に嬉しかったです。
2018年に常設展示もリニューアルされているそうですが、私は久しぶり過ぎてどの辺が変わったのかちょっと分かりませんでした…。ただとにかく展示数がスゴイ。
最近、貨物にも興味が出てきたのでこの展示も非常に興味深かったです。何でいいのか分からないけど何かイイんですよね、貨物。
「200系新幹線」。丸目の新幹線、やっぱりカワイイ。
別室に展示されている「0系」の最初期車両。1964年の東京オリンピックに合わせてデビューした当時の飾りつけなども再現されています。
コレ半透明の”だんご鼻”は当時も光っていたとか。何かスゴイ。
一旦屋外へ。ランチトレインとして展示されている「183・189系」で休憩。
ヘッドマークは定期的に変更されているそうで、この時は「踊り子」と「湘南新宿ライナー」でした。
前回来た時には無かった「E153形・MAX」。2018年から展示されているそうです。
2018年に新設された「南館」。
「411形新幹線」。約30年前に初代山形新幹線「つばさ」としてデビューした車両が、現役引退後ここに保管展示されています。
「E514形新幹線」。東北新幹線でもおなじみのE5系「はやぶさ」は実車ではなく実物大のモックアップですが、本物を製造している日立製作所が作ってるそうで、それはもうほぼ本物ではないかというね。しかもグランクラス。
そして車両以外にも見るところ盛りだくさん。
そしてここにも巨大ジオラマ。
ここはホントに一日居られる所ですね。館内を歩き疲れたら屋上やテラスから外を行きかう新幹線やJRの車両を眺めてボーっとしたり、レストランでご飯したり…。さすがは日本3大鉄道博物館のひとつ。あとの二つもいつかは行ってみたいですねぇ。
「ニューシャトル」に乗るのも楽しいです。
翌10月、横浜市磯子区にある「横浜市電保存館」に行ってきました。
私の実家が近いのでいつか行こうと思ってた所です。子供の頃にも多分来てると思うんですが、ほぼ記憶がありません。
「横浜市電」は1904年から1972年まで横浜市内を走っていたいわゆる「チンチン電車」です。戦後の復興を後押しし1956年には最盛期を迎えますが、市営地下鉄とバスに後を継ぐ形で廃止されました。
この施設は且つて滝頭車両工場だった跡地に建てられており、なんと今年で開館50周年を迎えます。
私もまあまあオッサンですが、さすがに市電が現役だった頃は知らないので且つて横浜市内に路面電車が走っていたと思うとなんか不思議な感じです。
館内には7両の実車両が保存展示されています。保存状態がイイんだまた。
「500型523号車」。ちょっと中華な感じの模様がカワイイです。
車内はほぼ板張り。正直馴染みがないから懐かしいという感慨もあんまり無いんですが、レトロ感はビシバシ来ます。なかなかイイ。
運転席のシンプルさもスゴイ。
私的に刺さったのがとにかく見知った地名の描かれた方向幕。
「1000型1007号車」のサボに描かれた地名ももう私にはお馴染みの地名ばかり。今だったらバスか電車で行く区間を路面電車が走っていたわけですから、私的にはノスタルジーと言うよりは逆に新鮮です。
別の車両の車内に掲示されている路線図。これを見ると今はけっこうな範囲をバスに置き換えられているのが分かって面白いです。
広告も味わい深くてまたイイ。
歴史展示コーナーでは市電の始まりから終わりまでを写真や資料と共に解説されています。
私も長いこと横浜市民をやってますが、知らない事だらけでけっこう見入ってしまいました。
トロリーバスも走ってたんですね。んで広告がまたイイ。カワイイ。
そしてここにもジオラマ。鉄博はジオラマなんだねやっぱ。
上にも書きましたが、今はもう無い横浜の交通機関なので知らない事が多くて懐かしさと言うよりは新鮮な感慨を受けました。市内を走る路面電車を見てみたいと思いましたね。
因みに保存館のすぐ隣には「横浜市営バス滝頭営業所」の車庫があり、ズラッと並んだ市営バスを見る事ができます。バスマニアも満足の市電保存館。
どちらかと言うと住宅街の中にあるこじんまりとした施設ですが、なかなかイイ雰囲気の施設です。車両を見て昔を懐かしむというよりは馴染み深い街の中に自分が知らなかった歴史を発見できた思いがして楽しかったです。