【富山探訪②】1日目・魚津水族館 | カ素ブログ

カ素ブログ

お出掛けレポート中心。科博多め。気が向いたらオモチャのレビュー。

 

続きです。

 

 

 

富山地鉄本線の西魚津駅から徒歩で「魚津水族館」を目指します。

 

しばらく住宅街を歩くと突然目の前が開けました。観覧車だ。

 

広大な農地の農道に出ました。この解放感。

事前の予報ではあまりいい感じの天候ではなかったんですが、当日はこの晴天でした。最高です。

 

写真を撮りながらのんびりと歩く事15分ほどで「魚津水族館」に到着。壁面のイラストがカワイイ。

国内の現存する水族館の中では最も古い歴史を持つ水族館です。

 

入館して最初に展示されているのが「富山の河川」。川から海への流れというのも水族館では定番の展示方法ですね。基本です。

 

タイトル通り富山の急流河川や湧水帯を再現した展示です。イワナとかね。

 

「田んぼの生物多様性」という展示。上の河川もそうですが、こういう行動展示的なのは見ていて面白いですね。陸があり、水があり、植物との関係性も見れるのは単純に楽しいです。

 

最近カエルが可愛くて仕方ありません。

 

「カメの写真を撮ろう!」

 

撮らせて頂きました。

 

「海岸の生物」の”波の水槽”。魚津の海岸を再現した水槽です。

 

どうやら造波装置が寿命のようで現在は人力で波を起こしているそうです。

「ガンバレー🐟️」がかわいいから許せる。

 

 

富山では27年ぶりに確認したという「ヒトヅラハリセンボン」。珍しい以上にカワイイんだこの感じが。

 

 

 

「富山湾大水槽」は日本で最初のアクリル水槽だそうです。ブリの他比較的大きめの魚がグルグルしてます。

 

水槽の中央はトンネルになってます。こういうの楽しいね。

 

 

 

 

 

1日4回行われる餌付けショーも見れました。時期的にダイバーさんもハロウィン仕様です。

 

大水槽に展示されている「リュウグウノツカイ」の剥製。2019年に海岸に打ち上げられた個体で、富山湾で確認した個体では最大の大きさだそうです。

 

と、この記事を書いている最中、富山で約4mの生きたリュウグウノツカイが水揚げされたというニュースが。生きた個体の水揚げは富山湾では5年ぶりらしいです。

 

現在は富山駅の商業施設内で展示されているとか。という事はもう死んでしまったということなんでしょうけど、あと2週間富山行くのを遅らせてたらこれ直に見れたなあ…。

 

大水槽向かいの壁面にも別個体の液浸標本や”脳”の展示の他、富山湾での個体記録や映像、食レポの様子なども展示されています。

魚津水族館はリュウグウノツカイの研究に力を入れている水族館でもあります。

 

面白いところではリュウグウノツカイの革で作ったハンドバッグが展示されてます。

リュウグウノツカイの革は鱗が無く厚みがあるので革素材としては高品質だそうです。意外。

 

もうひとつ気になった「アカナマダ」の液浸標本。かなりレアな深海魚で富山湾でも12回ほどしか確認された事が無いそうです。こちらも食レポあり(笑)。

標本の横にある”令和”の書は何なの?と思ったらアカナマダは「肛門から墨を吹く」習性があるそうで、その墨で館職員の方が書いたそうです。

 

大水槽ももちろん楽しいんですが、壁側の色々な展示もかなり個性的で楽しいです。

 

深海生物のコーナーに展示されている「白いベニズワイガニ」。こちらもかなり珍しいそうで、ネットでググってみたらニュースとしても取り上げられていました。赤いのは普通のベニズワイガニ。

 

同じ水槽の中で飼育されている「サラサベッコウタマガイ」。初めて見ました。水饅頭かと思った。

巻貝の仲間で見えている部分は寒天質の身体でプルンプルン、その中に貝の部分がありその貝も半透明で柔らかいそうです。かなりのナゾ生物。逆にどうやって飼育してるんですかね?

 

深海生物のコーナーでもうひとつ気になったのが「ホテイウオ」の幼魚。ダンゴウオの仲間なんですが、この子の泳ぐ姿がたまらなくカワイイ。

 

ドチザメもかわいい。

 

熱帯系の生物を紹介している「ジャングルコーナー」。淡水魚や爬虫類などがメインで、通路に沿って小さい水槽が並んでいます。

 

熱帯系と言えばのピラニア。このピラニアは水槽の中央にずっと漂ってて動かないんだけど、フィギュアだったのかな?写真は撮りやすい。

 

デンキナマズもかわいい。

 

トカゲとかヘビの展示で隅っこに行っちゃって見えないとかは水族館とか動物園あるあるだよね。

と思ってよく見たら…。

 

中央のてっぺんに「エリマキトカゲ」がそそり立ってました。もうなんか神々しささえ感じる。

 

水族館のバックヤードも一部見れたりします。こういうのはお得感あってうれしい。

 

ちょっと休憩と思って正方形のベンチに座ったら中央が展示ケースになってて「あー、トカゲいるんだぁ」と思ったらまさかの「ツチノコ」。ツチノコの正体が「アオジタトカゲ」ではという検証の展示です。

”うおすい”的には「否」という結論で情報を求めてました。守備範囲広すぎる”うおすい”(展示されていたツチノコは貯金箱だそうです)。

 

「ピラルク」なんかを見つつ…。

 

屋上に出ました。気持ち良かったあ。

 

富山湾側を望むと目の前は「ミラージュランド」という遊園地があります。駅から歩いてくる時に見えた観覧車はこれでした。

魚津水族館を含むこの一帯は「みらパーク」という総合公園になっています。

 

反対側は西魚津駅から歩いてきて見た広大な農地が広がり、その奥には立山連峰がそびえ立ってます。ここのロケーション良すぎる。

 

さてそろそろ移動しようかな、という事で出口のある1階に降りてくると1頭の「アオウミガメ」が。

昭和45年からこの水族館にいるそうなので今年で50年。日本の水族館では2番目に長寿のウミガメだそうです。

 

こういうのを見ると如何に飼育員さんが愛情を持って飼育しているかが伺えます。

法律云々じゃなく、”飼育している”という責任を持って生き物と接している飼育員の方々の姿はホントに尊敬できます。もうちょっと涙出てくる。

 

「ゴマフアザラシ」もいますが、ずっと水の中でしたね。顔見てないよ。

 

館の外にあるペンギンプール。いないねペンギン。

 

奥の方にチラっと見えました。この日は日中まあまあ温かくて直射日光の当る所は暑いくらいでしたから。まあしょうがないね。

 

屋外にある円形のプール。最初は噴水か何かかと思ってたら…。

 

うわ、なんかデカいのいる!ちょっとドキッとしました。チョウザメがいましたね。

 

ということで魚津水族館、想像以上に楽しめました。正直来るまではこじんまりした感じかと勝手に思ってましたが、なかなか展示ボリュームもあり、ローカルな手作り感もあり、ほのぼの感もあってすごくステキな水族館でした。

 

 

 

 

 

さて、魚津でもうひとつ行きたい所があるので、水族館正面のバス停で魚津市のコミュニティバスに乗ります。

 

つづきます。