特撮のDNA「ゴジラ・モスラ・東宝特撮展」 | カ素ブログ

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お出掛けレポート中心。科博多め。気が向いたらオモチャのレビュー。

 

千葉県立中央博物館を見終え、このあとどーしよう…と考えた結果、暑さにめげて早々に千葉を離れました。

 

 

 

 

千葉駅から中央総武線と東京メトロ東西線、都営大江戸線を乗り継いで赤羽橋駅に到着。

赤羽橋口から地上に出ると眼前に東京タワーが。

 

赤羽橋駅から徒歩10分ほどで東京タワーへ。東京も暑くてバテる…。

東京タワー。初めてかも知れない。

ホントに小さい頃に来たような気もするけどマリンタワーと勘違いしてるかも知れない。何にせよ物心ついてからは初めてです多分(曖昧)。

 

取り敢えずは地下1階の会場へ。涼しいよぉ。

 

平日15時過ぎという事もあって空いてました。当日券を買って入場。

まずはパネルを凝視。こういうの見てまた知らなかった事を知れるのが面白い。

 

で最初の展示からゴジラを駆逐した唯一の兵器「オキシジェンドストロイヤー」。

プロップとはいえこの重厚感。

 

あー、いいですねぇ。いいですよぉこの感じ。

 

1984年の「ゴジラ」で使われたアップショット用の頭部メカニックモデル。

着ぐるみの頭部内部に仕込まれたギミック用装置とかかなりレアな展示だと思うんですが。

 

他にも「東京SOS」のゴジラとか「ファイナルウォーズ」のとか。違いが分かって面白いです。

 

初代ゴジラの造形に携わった方が後年に製作したゴジラ像。いい顔だなぁ、癒される。

 

この辺のプロップやスーツの一部などはこうしたイベントでは初の展示だとか。

展示に際しての補修などはせず、当時のままだそうです。よく残ってるねしかし。

 

「メカゴジラの逆襲」のメカゴジラⅡ。映画自体は1975年ですからね。40年以上前のスーツが残ってることがとにかくスゴイ。手だけ新規に作られたぽいですね。

このスーツは昨年行った「庵野秀明展」でも展示されていたモノと同一だと思われます。↓

 

 

 

振り向くとそこにはちっちゃくて可愛いリトルゴジラが。佇まいかわいい…。

 

えー、マジかわいい…。「ゴジラVSスペースゴジラ」で見た時は正直「なにコレ?」でしたが、現物を間近で見ると素直にかわいい。家にお迎えしたい。

 

なんかもう色々と。有難いです。

 

 

 

平成モスラ三部作に登場する「エターナルモスラ」。羽の模様の美しさがえげつない。

 

キングギドラの首三種。アレンジの変化が面白い。

 

こちらも平成モスラ三部作に登場した「白亜紀キングギドラ」。恐竜チックなアレンジがいい。

それこそパキケファロサウルス科の(或いは幼体の)ドラコレックスぽい。

 

 

「ファイナルウォーズ」に登場した2004年版ミニラ。等身がなんとも言えない。

 

この顔がまた味があるというか…。

リトルゴジラと違ってより昭和版のミニラに寄せている印象です。

 

ゴジラ対モスラ。かな?

 

ゴジラは「2000ミレニアム」版のスーツでした。刺々しさがあってカッコいい。

以前にあったゴジラ関係のイベントでスーツを見た時も思いましたが、想像よりも小柄な印象です。

ゴジラ=大きいという刷り込みが子供の頃からされているので、実物のスーツを見ると小さく感じるのかも知れません。尻尾を入れた全長は大きいんですけどね。

 

顔が好きですね、ミレゴジ。カッコいい。

 

平成モスラ三部作の「レインボーモスラ」。こちらの羽の模様と色味も素晴らしい。

ちょっと現代アート感さえある。

 

複眼は以外に暗めの色。口元が紫なんですね。実はまだ見てません、平成モスラ三部作。

 

こちらも平成版のモスラ幼虫。身体が短くて頭が大きいのでディフォルメ感がある。

 

パラパラと毛が生えてるあたりの生物感はあんまりかわいくないかも。

 

その他、モスラ関係いろいろ。

 

こちらは1961年の最初の「モスラ」に登場した小美人のミニチュア。当時のモノです。

60年以上前のモノがこの保存状態で残ってるってホントにスゴイ。

 

 

 

壁にもいろいろなパネル展示があるんですが、この「モスラ対ゴジラ」のポスター…。

かなり凶暴なモスラが描かれていて新鮮です。案外企画段階ではこの方向性があったのかも知れませんね。それも面白そう。

 

今展の目玉展示でもある三式機龍の巨大ジオラマ。密度がスゴイです。

 

機龍は2002年公開の「ゴジラ×メカゴジラ」に登場したバージョン。

過去に行ったゴジラ関係のイベントで何度か「東京SOS」版の機龍は見ましたが、こっちの機龍は初めて見ました。まあ、それほど大きくは変わらないんですが。

 

いいですねぇ…。かなり好きです。いいですねぇ…。

 

でまあこれだけの密度のジオラマですからね、ローアングルを狙わずにはいられないワケです。

 

こういう残骸のところもただ置いてるんじゃなく考えられて配置されていて、その辺りも見ていてただただ感嘆してしまいます。プロの仕事です。

 

もちろん残骸だけじゃなくこういったミニチュア類も緻密に作られてます。プロの仕事。

 

 

いやいや堪能。規模としてはやや小さめではあるんですが、内容の濃さはさすが「特撮のDNA」という感じ。オタクとしての充足感は十分味わえます。もう終わってますけどね。

 

ショップ内に飾られている作品に携わった方たちのサイン入りポスター。

「ゴジラ×メカゴジラ」に家城茜役で出演した釈由美子さんも来場したそうで、20年前の作品が現在もキャラクター共々人気があって、その出演者が今も作品を大切に思っていてくれるというのはファンにとっても嬉しい事だなと思います。

ある意味、特撮作品特有の現象とも言えるかも知れません。と、思う今日この頃です。

 

 

 

イベントはすでに終了しています。

 

 

 

 

8月7日で終了した今展ですが、その4日後には同会場で「平成ガメラ3部作展」が始まりました。

当然行っているので、後日ブログにします。