科博と企画展とワイコン | カ素ブログ

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お出掛けレポート中心。科博多め。気が向いたらオモチャのレビュー。

ド猛暑の中、3ヶ月ぶりに上野に行きました。目的地は毎度おなじみの科博です。

前回のブログで書いた「ウルトラワイドコンバーター」と改良したカメラバッグの使い勝手を試したいという目的もあります。上の写真もワイコンです。

 

科博に到着。さっそく正面からワイコンで。日本館のほぼ全景が画角に入ってる事に感動してます。

 

この日のもう一つの目的。企画展「国立公園」を見るためもありました。

企画展なので料金は常設展の入場料のみですが、場所はいつも特別展を開催する大きい方の会場でした。特別展はいつも1600円だったので、630円でこの会場に入れるのがちょっとお得感あります。

 

日本国内にある34の国立公園を紹介する企画展。日本のどこにどれだけの国立公園があるかって案外知らないヒトが多いんじゃないかと思うんですが、オレだけか?

 

主には各国立公園のパネル展示とその公園固有の生物等の標本展示。

いつもの科博の企画展としてはちょっと簡素な印象です。

 

展示物としては一番大きな知床国立公園の展示。会場のど真ん中です。

 

個人的に一番の興奮ポイントだった「クロツチクジラ」の全身骨格標本。

科博と北海道大学の共同研究を経て2019年に新種として発表されたクジラのホロタイプ標本です。

これだけの大型生物で新種認定されたのが昨年というのも萌えますが、そのホロタイプ標本というのがまたポイント高いです。

 

国立公園は日本固有の自然環境を保全するべく国が管理しています。なのでその土地の生物群は固有種が多く絶滅危惧種や準絶滅危惧種も多く存在します。て事でやはり目を引くのはその辺の展示。あと何となくクモ関係が多かった気がします個人的に。

 

ソーシャルディスタンスという事もあって会場内の通路が非常に広く取られていて展示が大変見やすい。

通常企画展は日本館1階の展示室で行われていたので、その展示を特別展の大きい会場に移す事でソーシャルディスタンスを保つ措置を施したのでしょう。

正直その分展示がややあっさりしている印象はありますが、実際にはいつもの企画展よりも展示物は多いかも知れません。企画展示室でやってたらパンパンかも。

 

企画展をサクッと目に見終えて常設展へ。ここからまたレンズをワイコンに換えて館内をブラブラ。

地球館1階・地球史ナビゲーターのスクリーンの広がり具合が非常にイイ。ワイコン向きの展示室。

 

 

 

科博の金剛力士、地下2階のティロサウルスとバシロサウルス(両方とも阿形説)。

体長が長すぎて標準レンズだと全身が入り辛いところをワイコンではあっさりクリア。

 

 

2階の「科学技術で地球を探る」。このコーナーは特に体験型の展示が多いため現在は休止中。柵で仕切られ照明を落とされているのが何とも言えない寂しさがあります。

 

同じ2階の「科学と技術の歩み」。ゼロ戦が展示されていたコーナーは現在改修中(コロナ関係無し)。

総合して2階が寂しい。上とゼロ戦以外は見れます。

 

3階の「大地を駆ける生命」。ワイコンだと左右の像が歪む分立体感が出る事を知る。これは面白い。

 

最初は歪みが出る事に何となく違和感がありましたが、色々撮るうちに面白くなってきます。

距離のある被写体は左右に広がりが出て、近距離の被写体は歪みにより像が誇張されて立体感が出るのが面白い。買ってよかったワイコン。てか買うの遅かったくらいだ。

 

上と同じ3階の「コンパス」。こちらも体験型のため休止中。ここは親子向けのコーナーなので横を通るといつも子供の声が聞こえるのが今は無人状態。照明が点いているとはいえ寂しさが漂う。

 

色んな事を考えながら(主に昼食のこと)くじらカフェで休憩。前回科博に来た時にゴハン出来なかったので今回はその雪辱戦です。

休館以降、地球館のレストランが休業状態のためこちらのカフェのメニューがリニューアルされ大幅に拡充された感があります。上のメニューも以前は無かったもの。ハンバーグが美味しい。

 

けっこうゆっくり目に休憩したあと日本館へ。ドーム天井の変わらない美しさ。

関係無いけどこの日の外気温は34度。両館の移動で外に出るのはホントに一瞬ですがそれでも異様に暑い。この日ばかりは地下連絡通路作ってくれと思いました。

 

 

 

北翼階段2階から見えるシロナガスクジラもワイコンだと全景が写る。あー、ホント買ってよかった。

 

ワイコンが楽しくてはしゃいだせいか、さっきカフェで休憩したのにすぐまた2階のベンチで休憩。

そこから適当に撮った一枚がなんかいい感じなのは日本館の成せる技でしょう。

 

狙ったわけでは無いですが1階中央ホールのベンチから上のと似たような構図を偶然撮ってました。

日本館の階段とかもそうですが、展示室ではない所も絵になるのが日本館の魅力です。ホントいい。

 

とか言いながら1階でも休憩。多分この日の限界が来てしまったので帰路につきます。

 

意を決して猛暑の外へ。外はやっぱり暑い。暑すぎる。でもクジラがキレイ。

 

こないだの山下公園よりもちゃんとワイコンを使ってみての感想、これは非常に面白いなと。

なんなら標準レンズの代わりにずっとワイコンでもいい気がしてきましたが、単焦点なので光学ズームでしか被写体に寄る事が出来ない。αの高速AF性能を生かせないというのがデメリットではあります。

動物園や水族館のように生き物を撮るには不向きで、あくまで景色や遠距離の被写体専用で使うのが正解かなと。とは言え使ってみてかなり面白いのは確かです。いい買い物をしました。

 

 

 

「国立科学博物館」公式HP → https://www.kahaku.go.jp/index.php

 

 

 

 

 

 

 

 

いい買い物したなあホント。