科博オープンラボ2020 | カ素ブログ

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お出掛けレポート中心。科博多め。気が向いたらオモチャのレビュー。

11月3日(火・祝日)、茨城県つくば市の国立科学博物館筑波地区で毎年1回のみ開催される「科博オープンラボ」に参加してきました。今までは4月の開催でしたが、今年はコロナの影響で11月開催。中止の可能性もあったそうで、こうして断行してくれたのは嬉しい限りです。

なのにどうしてこの日だけ雨なんですか?

 

個人的にオープンラボの参加はこれで3度目。前回参加したのは2018年

その時の自然史標本棟見学ツアーは現地で整理券を受け取る事で参加できましたが(おそらく去年も同じ)、今年はそりゃそうだよねのオンラインによる事前予約制。

定員数もしぼられていて先着順だったため受付開始すぐに予約しましたが、その日の午後にはすでに受付を終了していました。仕事そっちのけで予約して正解だった。

 

前回参加時は朝から沢山のヒトで賑っていましたが(前回記事参照)、今回は「ホントにやってますかコレ?」くらいにヒトがいない。科博のスタッフの方もかなり少なめに見えました。

 

ツアー開始時間の15分前に標本棟前に集合。前回は1回30人程度での見学でしたが、今回は10人ほどと絞られてます。受付で予約の確認とコロナ感染防止対策の「いばらきアマビエちゃん」に登録。

 

前回はイベントのパンフとか色々なチラシの入った科博のロゴ入り封筒をもらってウハウハでしたが、今回は科博の過去の特別展グッズ(多分余り物)をオマケで頂けました。割かしイイのが当たった。

 

 

以前と同様、標本棟内の写真撮影は禁止なので文章で書いてきます。伝わるかは不明です。

 

見学ツアー自体は以前とほぼ同様の内容なんですが、ちょっと違ったのが最初に見学する7階の動物剥製資料のフロア。以前はフロアの入口付近までしか進めなかったところが今回はフロアを突っ切るかたちで導線が張られていて前よりも多くの剥製を見る事ができました。これはかなり興奮。

 

次は階段を下った5階、大量の人骨が収蔵されてる人類学標本のフロア。ここの様子は以前と変わりありませんでしたが、今回は自由に見学できる時間をやや多めに取られていました。

スタッフの方のお話だと都内だけでも工事現場などから年平均200~300の人骨(江戸時代などの古い物)が出土していて、近年はオリンピック関連の工事等でさらに大量の人骨が科博に持ち込まれているとか。スカイツリーの建設現場で出土した人骨や昨年、新国立競技場の建設現場から出土した180体以上の人骨こちらで保管しているそうです。

 

次は4階の地学標本室。こちらには大量の化石関係が収蔵されています。こちらは前回と変わりなくでしたが、スタッフの方が二次資料(レプリカ)について分かりやすく解説してくれました。

ここはちょっと時間が押してしまったようで見学時間はちょい短め。

 

最後は2階の液浸標本室。大量に並んだ梅酒のビンを見ると「そうそうコレコレ♪」みたいな変な感情になります。科博に行く度に日本館のドーム天井を見て安心する感情に似ているかも。分からんか。

以前見学した時は仄かにアルコールの香りがしていたんですが、今回はそれが感じられませんでした。マスクしてたからかな?

 

そんな感じで約1時間の見学ツアーが終了。3回目ではありますがやはり本来非公開の施設の中を覗けるというのは興奮するものです。

今年は参加定員数が大幅に削減されていたため、正直言うとかなり見やすいしスタッフの方のお話も聞き取りやすい。ある意味コロナ禍で得られたメリットかも知れません、個人的な解釈ですが。

 

 

 

ちょっと寂しかったのは以前は見学自由の総合研究棟が閉められていて企画展等は一切無し。屋外でのストランディングも無し。理工第1資料棟の見学も無し。開催されていたのは標本棟の見学ツアーのみでした。見学ツアーが終わると特に何も無し。これがちょっと切なかったです。まあ仕方ないですが。

 

でまあおとなりの実験植物園に行くわけですが、今年はこちらも事前予約制。以前は標本棟の横から直接植物園に行けたんですが今年は封鎖されていて通り抜けが出来ないので、一度施設の外に出て植物園の正門から改めて入園です。

 

傘をさしながらの植物園は初めてです。なんか寂しいなあ。

 

さらに寂しいことに自然史標本棟の見学スペースは公開中止。ショックでしばらく立ち尽くす。

 

失意の中、雨の植物園を彷徨う。コロナのメリットのあとに見舞われたデメリット。やっぱりやだコロナ。

 

この日まで開催されていたキノコに関する企画展。植物園で取れたキノコがどっさり。

 

研修展示館内ではキノコの他にカビやそれらに由来する食文化についても展示されています。

個人的に気になった「ライケン」。鉄道模型でジオラマなんかにも使いますが、地衣類の一種という事を初めて知りました。なんか生っぽいなと思ってたら植物そのままなんですね。

 

屋外の案内板に殴り書きされたキノコの採取場所。そうとう焦ってたみたいです。

 

外は相変わらずの雨なので一旦温室に避難。

 

 

 

 

つくば駅と植物園間のバスは本数が少ないので後半1時間くらいは研修展示館の中で休憩。

雨はねえ、厳しい。植物園は晴れた日がいいですやっぱ。

で、帰りのバスを待つ頃になんとなく晴れ間が。まあこんな日もあります。

 

取り敢えず標本棟の見学ツアーは楽しかった。次回は以前のように企画展も復活する事を祈ります。

 

 

 

 

 

 

終わっちゃったけど貼っときます。↓

 

オープンラボの日は無料ですが、通常は入場料かかります。↓