【沖縄探訪③】沖縄美ら海水族館 | カ素ブログ

カ素ブログ

お出掛けレポート中心。科博多め。気が向いたらオモチャのレビュー。

沖縄2日目、午前7時。この旅メインの目的である「美ら海水族館」へ向かいます。朝から興奮してます。

 

ゆいレールが走るのは那覇市内のみなので、水族館のある国頭郡へはバス一択。

那覇空港から高速バスに乗り水族館のある海洋博公園を目指します。

2時間強かかります。酔い止め飲んでます。

 

早起きしたので途中ウトウトぐっすりしてるうちに海が見えてきました。テンアゲ。

見切れている赤いのぼりに沖縄の現実が垣間見えます。

 

そんな感じで海洋博公園に到着。バスは空いてたので水族館も混まないかもな、なんて楽観してたら観光バスで団体が次々続々やってきます。さすが美ら水。

 

そして念願の美ら海水族館。水族館好きとしては見ないわけにはいかない水族館です。もはや宿命。

夢にまで見たジンベエザメのモニュメントが眼前に。ウソ夢は見てない。

 

階層としては3階にあたるサンゴ礁の生き物エリア。美ら水は入口が4階にあたり、順路に沿って1階へ下って行くかたちになっています。

 

出だしから大きな水槽が。沖縄の珊瑚礁を再現していて大量の珊瑚が実際に飼育されています。

 

水槽いっぱいに珊瑚がビッシリ。尚且つ自然光なので実際の珊瑚礁に限りなく近い状態を見る事ができます。他の水族館でも珊瑚の展示はありますが、これだけの規模の展示は珍しいかも。

 

熱帯魚の水槽には巨大なタマカイが。普通熱帯魚の水槽って言ったらこんなデカいサカナいないよね。

 

 

順路に沿って水槽を見て行くと徐々に水槽が暗くなっていきます。順路を進むごとに深海へと下って行く演出になっています。こういうの楽しい。生き物の種もそれに沿って変わっていきます。

 

 

それにしてもエライ混みっぷり。学生の団体複数と外国人観光客の団体複数で館内はごった返し、あらゆる言語が飛び交ってます。美ら水大盛況。

 

この画像の中にサカナが2匹います。たぶん。

 

生で初めて見ました、オニヒトデ。激しいね。

 

 

 

 

 

やっぱりいいなあ、水族館。

 

日本最大のハゼ、「ホシマダラハゼ」。写真では再現出来てませんが実物は虹色の身体で非常にキレイです。

 

コブシメの小さいのいた。子供かな?カワイイ。

 

困り顔がカワイイ。

 

「コトクラゲ」というナゾ生物。面白いと言うよりはナゾ過ぎてコワイです。

 

エビがいます。

 

ここまで見てきて順路が合ってるのか分からないままあの、美ら水のあの大水槽へ。

 

デカい、デカいす。

 

テレビで見たりYouTubeで見た美ら水のあの水槽。幅35m、奥行き27m、深さ10m。

実際に見るとなるほどデカいです。コレはスゴイ。

 

でやっぱりジンベエザメ。生ジンベエは2014年に大阪の海遊館で見て以来。

やっぱデカい。分かってるけどデカい。

 

国内では幾つかの水族館でジンベエザメの飼育をしていますが、ネットで色々調べてみると美ら水のジンベエザメは恐らく国内では一番大きいようで「ジンタ」という名のジンベエザメが8.6mあります。

他の水族館では水槽の容量の関係から5mを超えると海に戻す所が多いそうで、やっぱりその辺りがネックになるんですね。

 

で、現在美ら水には2匹のジンベエザメがいます。どっちがジンタか分かりませんが。

でも見た感じ両方ともさほど大きさに違いが無いように見えるので、ジンタじゃない方も8m近くありそうです。分かんないけど。何にしてもデカい。

 

講釈はいいとしてとにかくこれだけ大きな魚が、しかも複数雄大に泳いでいるのを目の前にするというのは言葉では言い表せない感慨があります。

 

 

 

最近になってオニイトマキエイとは別種と判明した「ナンヨウマンタ」。生マンタは初めて見ました。

国内では飼育例が少ないようで、美ら水以外はアクアパーク品川だけみたいです。

 

 

 

ジンベエザメとマンタが一緒に見られるのは国内では美ら水だけ。それを見るだけでも飛行機乗って沖縄に来る価値は十分あります。

 

ジンベエザメのお食事シーンも見れました。ホントに立ってる。

美ら水の大水槽は深さが10mあるんですが、それもこのお食事シーンを想定して作られたそうです。

 

しばらくジンベエザメに見とれた後、隣りのサメ水槽へ。

 

サメに特化したコーナーで水槽には数種類のサメが泳いでます。ここの水槽もそこそこデカい。

 

個人的に好きな「シノノメサカタザメ」。ここの水槽のいいところは明るいので写真が撮りやすい事。

サメの水槽って暗めの所が多いのでうれしいです。

 

変な形の口元がかわいいシノノメさん。

 

またこのコーナーは標本の展示も豊富です。こういうの大好き。

 

ジンベエザメの胎仔の標本。ジンベエザメの繁殖はまだ謎が多いらしく、胎内で卵から孵化して子供を産む“卵胎生”という事も最近判明したそうです。寿命は60~70年だそうですが、100年以上という説もあるそうでその辺もまだ謎が多いようです。

 

ホホジロザメの胎仔の標本。ホホジロザメも卵胎生で生まれた時からサメの姿です。

サメは魚類だし卵から生まれるものだと思ってましたが、大型のサメは卵胎生で哺乳類のように子供を産む種が存在すると初めて知りました。勉強になるホントこういうコーナー。

 

水族館をゆっくり2周くらいしてでもなんかまだもう1周くらいしたいけど時間の都合もあるので断腸の思いで出口へ。で、出口のすぐそばの「美ら海プラザ」という総合休憩所に引き寄せられるようにそのまま突入。だって骨が見えたから。

 

公園の休憩所なので水族館に入らなくても無料で使える所なんですが、海洋生物に関する数々の標本展示がされています。でそれがまた本気度が凄すぎてぜんぜん休憩出来ません。

 

全長5.4mのメガマウスの全身液浸標本。フツー休憩所に置くかコレ。

 

2010年に静岡で捕獲され解剖調査が行われた標本で、半身は解剖された状態です。なんかとにかくスゴイ。

 

でもうひとつのデカもの「ウバザメ」の頭部液浸標本。ものすごいデカい。だから休憩所だっつの。

 

その他液浸標本多数。この棚だけじゃありません。多数と言うか博物館並みに展示されてます。

 

さらに奥に進むと少し広いスペースに8.2mのウバザメの全身模型が。さっきの液浸標本を元に造られたレプリカだそうです。結局興奮してこの休憩所ではまったく休む事ができませんでした。

 

もうすでにあらゆるメディアで紹介されまくってる美ら水ですが、実際に現地で水量日本一の大水槽を肉眼で見るととんでもなく圧倒されます。これは実際に見ないと分からない。

単純に巨大な水槽に巨大なジンベエザメやマンタが悠々と泳いでいるだけで実際の海底を想像しやすくなってオジサンでも広大な海に思いを馳せる事が出来ます。大人もこういう時間は大事よね。

 

大水槽大水槽言ってますがそれ以外の展示もすごく良いです。沖縄ならではと言っていいのか、あまり他の水族館では見ない生き物が多かったように思います。で、それを見せるための水槽のレイアウトだとかも考えられてる感じが見て取れて非常に好感持てるし面白いです。べた褒めです。

 

 

「沖縄美ら海水族館」公式HP

https://churaumi.okinawa/

 

 

 

海洋博公園、けっこう広いです。てかすごい広い。体力の続く限り見て回りました。

次回に続きます。