宮ケ瀬ダム | カ素ブログ

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横浜駅から相鉄線と小田急線で本厚木駅へ。更にバスに乗り継いで愛甲郡に到着。

もうすでに山の上です。そして天気最高です。宮ケ瀬ダムを見に行きました。

 

愛川大橋という橋の上のバス停からまずは「あいかわ公園」を目指します。なんか面白そうなんで。

 

宮ケ瀬ダム直下にあるあいかわ公園はそこそこ広大なので、幾つかのルートから向かう事が出来ます。

ダム経由で公園に出るルートもありますが、今回は宮ケ瀬ダムが目的なのでダムをゴール地点にしたルートで向かっていきます。この樹に囲まれた感じ大好き。

 

公園までの道は森の中感すごいんですが、突然キャンプで大賑わいの広場が出てきます。

GW&土曜日だったからでしょうか?ホントにテントとヒトで大賑わい。

 

エレベーターで登る「ふれあい橋」から更に高い所に行きます。入口から公園までの道は樹々に囲まれた山道感すごいですが、公園内はバッチリ整備されていて非常にキレイです。

 

公園に寄った理由のひとつ、「愛川町郷土資料館」です。

 

館名の通り、愛川町の郷土資料が展示保存された施設でエントランスに展示された「アケボノゾウ」の全身骨格が見たかったんです。

 

標本はレプリカですが、愛川町で発掘された部分化石からの復元です。

有名な「ミエゾウ」など且つての日本にもゾウがいた事はすでに知られていますが、300万年前の神奈川県にもゾウがいたと思うと何ともロマンのある話しです。ウットリします。

因みにアケボノゾウ以外は撮影NGです。

 

愛川町郷土資料館の隣りには工芸品の創作体験や休憩も出来る施設があり、この日もなかなかの賑わいぶりでした。ちょっと休憩したのちダムを目指して再び移動開始。

 

郷土資料館からキャンプで賑っていた広場に一旦戻り、そこからダムのある中津川沿いの歩道へ。

 

中津川が見えてくるとダムが見えてきます。「宮ケ瀬副ダム」、通称「石小屋ダム」です。

宮ケ瀬ダムの下流にあり、放流の勢いを副ダムで弱め中津川の水量を調整する役割があります。

 

山間の中に佇むダム。なかなかステキな光景です。堤頂を歩けるので行ってみます。

 

宮ケ瀬ダム直下の愛川第一発電所で使用された水が一時的にこのダム湖に貯められ、このダムにある第二発電所に流される事で発電に使われます。同時に中津川下流への流量も調整されています。

 

幾何学的な形の石積みが非常にキレイです。

 

堤頂の端からあいかわ公園方面を望むとふれあい橋が見えます。

 

山の向こう(てほど遠くには無いですが)に見えるふれあい橋がなかなか特異な風景を作り出してます。

なんか面白いなあ、この風景。

 

“副ダム”ですから宮ケ瀬ダムよりも当然小さいんですが、堤高34.5mから下を覗き込めばそれなりに高いです。

 

石小屋ダムの堤頂からの宮ケ瀬ダム。ここから見た感じがもうスゴイ。行ってみます。

 

石小屋ダムと宮ケ瀬ダムの間にかかる「新石小屋橋」。この橋もそこそこ大きなアーチ橋です。

 

途中、橋上から見える「大沢の滝」。正面に巨大ダム、左手に滝。贅沢感あります。

 

しかしデカい。まだ橋の上ですが、圧迫感スゴイ。緑色の石古屋湖キレイ。

 

宮ケ瀬ダムを正面から。近寄れば近寄るほど巨大感増します(普通そう)。

堤高156m、堤頂長375m。関東圏屈指の巨大ダムです。

 

デカい。スゴイ。このくらいしか見た感想が出てこないです。圧倒的すぎる。

過去にはウルトラマンネクサスに登場する地球解放機構「TLT」の秘密基地だった場所です。

 

この向こう側はダム湖の湖中です。そう考えるとまたなんかすごい。

昔の特撮映画なんかでダムが決壊して村に大洪水が襲うみたいなシーンを何となく思い出して、「これが決壊したらとんでもないなあ」とか余計な心配もしてしまいます。

 

ダムの堤頂へは「インクライン」というケーブルカーで登れるんですが、エレベーターという普通の登り方もあります。インクラインは若干並んでたんで、取り敢えず並んでないエレベーターで。

エレベーターまでの通路はダムの中になりますが、高さ的にはダム湖の湖底に近いためすごくヒンヤリしてます。

 

堤頂に到着。見晴らしが最高です。

 

 

地上156mから下を覗くと高所恐怖症じゃなくてもちょっと怖いです。長大なすべり台のようです。

 

 

渡る時は大きいと思っていた新石古屋橋がミニチュアのよう。

 

この日は天気が良かったので山間からかなり遠くの方まで見通せます。

 

みなとみらい地区が見える。少し霞んでますが、ランドマークタワーやインターコンチネンタルの先っちょも見えます。

 

宮ケ瀬ダムのダム湖「宮ケ瀬湖」。神奈川県にあらゆる用水を供給するまさしく水瓶です。デカい。

面積もさることながら、水深も深いところでは100mを超えるそうです。

 

 

 

ダム湖もキレイですが、360度広がる山並みも非常にキレイ。空が青いと余計に緑が映えます。

 

ダムの堤頂にある「水とエネルギー館」。ダムや水資源について体験しながら学べる施設です。

カフェが併設されていて「宮ケ瀬ダム放流カレー」が食べれるんですが、入ろうとした瞬間品切れになりました。GWですしね。混んでますしね。放流したかった…。

 

ダムカレーは食べれませんでしたが、ダムカードはもらう事が出来ました。初ダムカード。

 

宮ケ瀬ダムを心行くまで堪能。

これまであまりダム経験が無かったので、この景観も含めてかなり楽しめました。ダム、いいね。

 

登りはエレベーターでしたが下りはインクラインで。有料のケーブルカーですが、5分ほどかけて景色を見ながらゆっくり昇降できるのがなかなか良いです。

 

ダムから降りてきました。

宮ケ瀬ダムは比較的頻繁に観光放流をしているので、次は放流のタイミングで。その時にダムカレーも放流できたらいいなと思ってます。

 

ダムの上も面白いんですが、遠目にダムを見るのも面白い。要塞感がカッコいい。

 

ダムをあとにして帰りのバス停に向かいます。いちいち景色がイイ。

 

愛川大橋に戻ってきました。バスまでにちょっと時間があったので近辺をウロウロ。

 

中津川の河川敷に降りれそうなんで行ってみることに。

 

河川敷です。誰もいない。

 

下から見る愛川大橋もなかなか良い。中津川もそこそこ流れがあって水量もある感じに見えます。

 

 

橋の上からの中津川。この流れがさっきのダムから調整されて来てるワケです。そう思うとまた面白い。

 

あいかわ公園から宮ケ瀬ダムまで、宮ケ瀬ダムサイトを歩いてきましたが想像以上に楽しめました。

ダム湖周辺は他にも色々な観光レジャースポットがあるんですが、ダム周りだけでかなりのボリューム。

楽しかったんですが、心地よく疲れてます。次はまた違うルートからダムに行ってみるのもイイかも。

 

 

宮ケ瀬ダム周辺に関する情報サイト「ぐるり宮ケ瀬湖」

https://www.miyagase.or.jp/