ヨコハマトリエンナーレ2017 | カ素ブログ

カ素ブログ

お出掛けレポート中心。科博多め。気が向いたらオモチャのレビュー。

8月の桜木町駅。

 

また今年も黄色いアイツに占拠されてます。

 

黄色いヒト達の波をかいくぐり(案外マジに)やっとの思いで横浜美術館へ。

 

ヨコハマトリエンナーレ2017に行ってきました。

3年に1度、横浜美術館をメイン会場にして開催される現代アートの国際展です。前回2014年開催時はちょっとだけ見に行きましたが、今回は他の2会場も含めてちゃんと見てみようと思いちゃんと朝から行ってみました。

 

美術館自体も気になるんですが、その前にこの群衆はなんだ??

この日はちょうど黄色いアイツのイベント日らしく、駅からここまで360度どこを見てもとにかくスマホ片手の黄色いヒト達だらけ。冗談じゃなく美術館に着くまでに倍くらいの時間掛かりました。

そう言えば2014年、別のイベントの時もこんな感じだった気が…、デジャヴ…。

 

今年もトリエンナーレ恒例の美術館正面のアート。

美術館前のヒトごみをかき分けるとチケットは並ばずサクッと購入。美術館自体は混雑してません。

 

エントランスに入ると中央に巨大な物体が。

 

無数の竹を編み込んで作られた巨大なオブジェです。とにかくデカい。

 

エントランスに対してこの大きさ、いいですね。博物館なんかでもよく見られる手法、共通するものがあります。こういう空間からぐッと引き込まれて行く感じが好きです。てことで徘徊開始。

 

正直、アートにはまったく明るくありません。よく分かりません。ただ、好きです。

多分、その展示空間も込みで好きなんだと思います。なので美術館は好き。

 

 

 

 

 

 

メッセージ性の分かりやすい作品もあれば、難解なものもあります。分からないんですが、分からないなりに感じられるものもある気がするので、キャプションとかもあまり見ません。それもアリかと。

 

 

 

 

 

 

途中、美術館のカフェでお茶したりしてけっこう長い時間いました。こうやって時間を気にせずにじっくりと美術館を堪能するのもたまにはいいものです。

 

朝は曇り空でしたが、美術館を出る頃には晴れ間が。こうじゃないとね。

トリエンナーレは横浜美術館をメイン会場に、横浜赤レンガ倉庫と横浜市開港記念会館の3会場で行われているアート展です。会場間を繋ぐ無料バスが出てるので、外も暑いことだし是非バスでと思いきや!

ピカチュウ渋滞の影響で大幅遅延チュウ。まあ歩くのもいいか、という事で徒歩で赤レンガ倉庫へ。

 

美術館から赤レンガまでは徒歩20分ほど。ずっと外歩きはとろけそうなので、涼しいクイーンズスクエア経由でゆっくり歩いて行こうかと。んでこの中も黄色いんだこれが。

 

大混雑の国際橋からワールドポーターズの裏を通って赤レンガ倉庫に到着。ここも黄色いヒトだらけ。

トリエンナーレの会場は1号館の2階3階になります。

 

赤レンガ倉庫の広場と1号館1階はヒトでごった返してますが、トリエンナーレ会場は美術館よりもヒトが少ないです。下界の喧騒がウソのように静か、倉庫内の感じもあっていい雰囲気です。

 

 

 

 

 

 

 

展示会場自体はそれほどキャパは無いんですが、倉庫という空間を利用した展示スペースもあったりで美術館とはまたちょっと違う雰囲気があります。通路は倉庫そのままなんですが、ここもアートの一部分として空間を楽しめるような趣向なのかなと。これは勝手な想像。

 

再び黄色い人びとでワーッとなってる屋外へ。暑いけど空がキレイ。夏ですな。

 

黄色い群衆から逃げるように3つめの会場、横浜市開港記念会館へ。

トリエンナーレ会場は地下1階、ということで正面入口からではなく外から地下に直接下る別の入口から入場します。開港記念会館は以前にも見学に来た事がありましたが、地下は見学ルートに無いので初めての開港記念会館の地下階です。

 

んで初めての地下階に入るといきなり真っ暗ですよ、真っ暗。受付のスタッフさんが懐中電灯で照らしてチケットの確認をします。もうすでに異様な空間。ぞくぞくします。

 

上の写真の露出を上げるとこんな感じ。かなり大きな作品です。

この地下階は普段なにに使ってるんでしょうか?作品の無い空間は殺風景でなんとなく使っている感じが見受けられません。暗いからそう感じるのかな?その中で見るアート、何とも言えない雰囲気です。

 

 

 

 

開港記念会館の会場は赤レンガよりも更に小さい展示スペースです。小さすぎて間違って2週しました。

ですが真っ暗という環境の中で目にするアートは否応なくそこに視線を持っていかれるので、より五感を集中して見る感じに陥ります。その状況がまた面白い。

 

今回のトリエンナーレ、「島と星座とガラパゴス」というタイトルです。「接続性と孤立」がテーマです。

正直わかったようなわからないようなですが、取り敢えず楽しいです。

 

 

「ヨコハマトリエンナーレ2017」公式HP

http://www.yokohamatriennale.jp/2017/

 

 

 

 

取り敢えず以上でトリエンナーレは終了。堪能しまくりました。

でまあせっかくなんで開港記念会館も見学。

 

大正6年に創建され、国の重要文化財でもある建物。

この建物の魅力は何と言っても“階段”です(個人的な意見です)。

 

 

ね、ほら。階段です(個人的な意見です)。

 

いやー、いいですね。階段(個人的な意見です)。

 

横浜美術館から赤レンガ倉庫を経て開港記念会館まで、そこそこ歩きます。そこそこ疲れます。

が、途中見るところも多いので思いの外歩けます。普段なんにも鍛えてないオジサンでも歩ける。

 

トリエンナーレは11月5日まで。同時に近隣で開催されているアートプログラムも面白そう。

そちらも回ってみたいものです。もう少し涼しくなってからにしようかな。