4代目林家小染、4代目林家染丸師匠 | ブログ 時代錯誤は程々に…

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今日は、4代目林家小染、4代目染丸両師匠について書きます。
二人の師匠は3代目林家染丸師匠です。
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4代目小染は1947年6月11日生まれで、1964年入門。
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4代目染丸は1949ねん10月10日生まれで、1966年に入門。最初は2代目染二を名乗る。
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小染師匠は、70年代の毎日放送の人気番組、ヤングおーおーで月亭八方、桂きん枝、桂文珍とともにザ・パンダのメンバーとしてお茶の間の人気者として、
また、本業の落語も若くして本格派として活躍。そのもっちゃりとした芸風などもあり、4代目染丸を嘱望された。

一方の染二は、テレビにはあまり出ないが、師匠とは異なる芸風の落語と、桂右之助に師事して、音曲の稽古にも励んだ。
一時は芸界を離れた時期もあったが、その後復帰して、三味線を弾ける落語家として話題となった。

1968年に師匠が亡くなってから、林家一門の2枚看板として活躍してきた両師匠だが、
1984年1月31日、4代目小染師匠はトラックに轢かれて36歳の若さで亡くなってしまった。
このため、これが小染、染二両師匠が写った最後の写真になってしまった。
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その7年後の1991年に染二が、23年間空き名跡となっていた4代目林家染丸を襲名。

落語と出囃子、両方で弟子を持つ、数少ない落語家であり、
上方落語協会でも副会長や教育部長を務めるなど、上方落語界の発展に貢献しています。
また、小染師匠の弟子(現在は4代目染丸の預かり弟子)の染八が5代目小染を、
4代目染丸師匠の弟子の染吉が3代目染二を襲名するなど、
林家一門は、今だに上方落語四天王(6代目松鶴、3代目春團治、5代目文枝、3代目米朝)の一門の勢力に押されながらも、存在感を示している。

現在の上方落語界のカギを握る一門になるかもしれない。
楽しみです‼︎