金曜のお昼休み、読んでいた本。
■なつかしい時間 長田弘 岩波新書
かつてあった名木田先生の公式ファンサイトで、FINAL出版後、先生がファンの質問にこたえて下さいました。
そちらは今はないのですが、私はプリントアウトしていたので、今もときどき見返しています。
”ある詩人がいわれたように<風景は時間>です。”、ある質問にこのように先生は言葉を残されました。
とても気になる一文。詩人でもある先生の言及でもあり調べました。
”ある詩人”は長田弘さんではないかな、と私は思ってます。
こちらの本、さくさくと読めます。
が、急がずゆっくりと、さまざまに思い浮かぶ風景を眺めながら読みすすめています。
詩人の感性の言葉たちは、事務的労働で消耗&疲労&麻痺している心のハンドクリームとなってます。
掲載されていた詩のこちらをよんで、はっ!!!!!!!としました。
*
魂は
悲しみは、言葉をうつくしくしない。
悲しいときは、黙って、悲しむ。
言葉にならないものが、いつも胸にある。
嘆きが言葉に意味をもたらすことはない。
純粋さは言葉を信じがたいものにする。
激情はけっして言葉を正しくしない。
恨みつらみは言葉をだめにしてしまう。
ひとが誤るのは、いつでも言葉を
過信してだ。きれいな言葉は嘘をつく。
この世を醜くするのは、不実な言葉だ。
誰でも、何でもいうことができる。だから、
何をいいうるか、ではない。
何をいいえないか、だ。
銘記する。――
言葉はただそれだけだと思う。
言葉にできない感情は、じっと抱いてゆく、
魂を温めるように。
その姿勢のままに、言葉をたもつ。
じぶんのうちに、じぶんの体温のように。
一人の魂はどんな言葉でつくられているか?
*
こちらを読んでいたら、すぐにテリィが思い浮かびました。
私の思うテリィだよっ!!!!!!!!!!!!!!!、と。
先生はテリィをそのように設定している、と思ってます。
特にラストあたり、テリィらしさを言い得ているって思いました。
私の妄想作文のテリィは、説明の言葉が足りない感じだと思います。
それが私の思うテリィなんです。
テリィは口にする言葉は少ないけれど、思いは深く強い。
だから彼の言葉は響くのだと思ってます。
特に、FINALのあの手紙。
あの手紙の意味をテリィファンなら読み取れます。
テリィを思い続けたキャンディさん、その瞬間を想像したら。
今もかつて書いた妄想作文のキャンディさんしか思い浮かばなかったです(あほですねっ💕)
この詩を繰り返し読んでいたら、にやけてしまってしょうがなかったです。
こんなところでテリィに出会えるだなんて💕
しかも、名木田先生の紹介で出会えた本なので、ますますうきうきにやにやっ😉😊😍
テリィを思わせる言葉に出会えただけで、こんなに心が満たされるなんてね。
やっぱり私はテリィファンなんだなあ、、、、ってあらためて思いました。