去年の暮れに電力がひっ迫するということで、テレビや新聞では連日のように節電要請がなされていました。その時は大変だ!とばかりに国民の関心は高まったのを覚えてらっしゃるでしょうか。何事もやりっぱなし、言いっぱなしは良くないので、その後の電力状況を確認してみました。

 

ちなみに経産省が出している予備率(需要に対する供給力)から見る電力の逼迫の定義は以下のようになっています。 

  • 3%未満 非常に厳しい見通し(逼迫警報) 
  • 3ー5% 厳しい見通し(逼迫注意) 
  • 5-8% 厳しい見通し 
  • 8%以上 需給状況は安定 
 
  北海道 東北 東京 中部 北陸 関西 中国 四国 九州 沖縄
2023/1/14 28.0 28.0 28.0 24.8 24.8 24.8 24.8 24.8 24.8 46.7
2023/1/15 21.5 25.1 25.1 23.4 23.4 23.4 23.4 23.4 24.4 44.9
2023/1/16 20.6 20.6 20.6 17.7 17.7 17.7 17.7 17.7 17.7 48.2
2023/1/17 17.5 17.5 17.5 16.8 16.8 16.8 16.8 16.8 16.8 37.8
2023/1/18 17.9 20.8 20.8 15.5 15.5 15.5 15.5 15.5 15.5 39.8
2023/1/19 17.4 18.3 18.3 13.9 13.9 13.9 13.9 13.9 13.9 38.1
2023/1/20 14.3 14.3 14.3 13.2 13.2 13.2 13.2 13.2 13.2 32.6
2023/1/21 22.3 22.3 22.3 20.3 20.3 20.3 20.3 20.3 20.3 45.1
2023/1/22 22.0 22.1 22.1 20.8 20.8 20.8 20.8 20.8 23.0 42.9
2023/1/23 10.5 10.5 10.5 10.5 10.5 10.5 10.5 10.5 10.5 57.1
2023/1/24 8.7 8.7 8.7 8.7 8.7 8.7 8.7 8.7 8.7 50.7
2023/1/25 8.7 8.7 8.7 8.7 8.7 8.7 8.7 8.7 8.7 58.3
2023/1/26 10.2 10.2 10.2 10.2 10.2 10.2 10.2 10.2 10.2 49.7
2023/1/27 12.3 12.3 12.3 12.3 12.3 12.3 12.3 12.3 12.3 57.0

電力は全国で10のエリアに分かれていて、不足するときはお互いに融通する仕組みになっています。どのエリアが融通しあうかは毎日変わっていて、数字が同じエリア同士は融通しあっているということが表からわかります。エリア単体ではなく、広域予備率で判断することが重要です。特に寒さが厳しかった1/24、25あたりは沖縄を除く全エリア同士が融通しあったようです。
 
1月下旬から2月の頭にかけてが大寒という一年で最も寒い時期になりますが、結果的に一度も逼迫した日は無かったということが言えます。燃料高騰で節電に取り組んだということもあるかもしれませんが、それにしてもあれだけ節電節電と騒いだのは何だったんだろうというのが率直な感想です。