僕と野球・私と政治 -38ページ目

福井利充が東京ドームで理想とする野球に出会った(下條アトムさん風で)…。

 今日、「関西ダービー」阪神VSオリックスをTVで観戦していたのですが、試合開始1時間ぐらいでオリックスのワンサイドゲームになってしまったので、東京ドームで行われていた巨人VS日本ハムの試合を3時からTV観戦することにしました。


 巨人はグライシンガー、日本ハムは武田勝投手が先発してゲームが始まり、2回の表に稲葉選手の先制ホームランで日本ハムが先手をとりました。

 先手をとった日本ハムの武田勝投手は緩急自在の、うまいピッチングでジャイアンツ打線を手玉にとっていきます。

 武田勝投手はこれまで好投するも味方打線の援護がなく、3勝5敗と負けが先行していましたが、安定したピッチングを続けていたんです。


 「このへんで追加点が欲しいなあ」という6回表、4番に座った中田翔選手が「技あり」のライト線タイムリー2ベースで貴重な1点を追加、中田選手は8回にも、今度は豪快に右中間を破るタイムリー2ベースを放ち、今日2打点を挙げる活躍をしました。

 

 僕がこの試合を観戦していて「感動」したのが日本ハムの9回表の攻撃でした。


 先頭の今浪選手がファーストへ内野安打、次の大野選手の打席で俊足の今浪選手は2塁へ盗塁、その次の9番・村田選手のショートへの内野安打のとき、ジャイアンツ坂本選手がボールを逸らしている間に今浪選手はホームへ生還し、ダメ押しの5点目を追加したとき、「これが僕の理想としていた野球やんか!」と大いに感動したんです。


 「相手チームのミスに乗じて、走塁で1点をとる」これが僕が考える理想の野球なんです。

 前にも書きましたが、先頭バッターが出塁して、2塁へ盗塁、2番バッターが送りバント、そして次の3番バッターが犠牲フライ――こんな形で点を相手から「かすめ取る」ような野球が僕が好きな攻撃のパターンで、今日の日本ハムはこの僕の理想とも言える野球を僕がTVで見ている目の前でやってくれたんです!


 それと、以前から日本ハムは小笠原選手を代表とする大物選手がチームを離れてしまっても、ちゃんとその後の「手当て」を怠っていないという点に僕は注目していました。

 その「手当て」というのが、「育成」です。

 日本ハムはいたずらに多くの選手を保有せず(だいたい65人ぐらい)、若い選手にファームで実戦経験をしっかりと積ませてから一軍に引き上げるという形がしっかりとできていて、当時「超高校級」と鳴り物入りでプロ入りした中田翔選手をじっくりとファームで鍛え上げ、満を持して一軍に昇格させ、今ではチームの4番を任されるまでに成長させたんです。

 日本ハムは決して資金に恵まれた、ソフトバンクや巨人・阪神のような球団ではありません。

 だから、お金を湯水の如く使うことができません。

 だからこそ、コストパフォーマンスに見合った補強をしなければならないのですが、新外国人や新人の補強・トレードなど、「対費用効果」をしっかりと考えた上でチーム編成をしている、日本で唯一と言っていい球団が日本ハムなのです。


 僕が言いたいことは、同じように決して潤沢とはいえない資金で球団経営をしている広島東洋カープにこそ、この日本ハムをチーム編成のお手本にしてもらいたいのです。

 そして、「相手がミスをしたら、積極的に次の塁を狙う」野球も日本ハムの野球を広島東洋カープには是非見習ってもらいたいと思っています。

 日本ハムも長い間「万年Bクラス」とパ・リーグでは言われていて、今やパ・リーグの強豪チームの1つに数えられるチームになったですから、広島東洋カープも「万年Bクラス」状態から脱却できないはずはない――僕はそう信じています。