走りにおけるドリルの重要性⑤ | 元町ガレスポ

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筋トレと陸上競技を主体とするスポーツクラブです。

次に中間疾走ですが、加速の乗りが良いほど惰性というか慣性が効いて、20m位は何もしなくてもそのままのスピードで行ってしまいますが、その段階で走りのメカを切り替えます。

ポイントは

①骨盤の前傾の維持。

上体は起き上がって直立かやや前傾していますが骨盤が前傾していれば前方への推力は引き続き生きています。上体が反り繰り返りすぎたり、頭が後傾しすぎて(顎が上がり過ぎている)いるとせっかく前傾している骨盤のやや後ろに肩や頭の中心が行ってしまい、ブレーキとなってしまいます。


②接地からの下腿の掻い込み、そして膝の前方への素速い引き出し。

この場合、離地と同時に下腿が脱力され自然と大腿というか臀部の下に掻い込まれ、膝の前方への引き出しとともに下腿が自然とスイングされて前へ出るのが理想と思われます。


③膝の引き出し後素速く膝を下方に落とし込む。

落とし込みと同時にスイングされた下腿が前方に引き伸ばされ、大腿と下腿がほぼ一直線となって接地に進みます。

見た目には股関節から下を直線的に後ろに引くよう見えますが、落とし込むが正しいと思われます。


④接地はやはり加速走と同じく足裏半分を重心よりやや後ろを引っ掻くように接地させ、即膝の引付に入る。(この後、足が後ろに流れることになると時間の無駄、エネルギーの無駄が生じます)


加速時の下腿は膝の落とし込みから接地した後、下腿を掻い込まずに前方へ移動させ(足がトラックに近い高さで)る感じですが、中間走は回転運動に近い印象を与えます。まるで自転車が加速に乗ったとペダルへの踏み込みは下点に近いところでドライブをかけるのと似ています。


このとき活躍する筋肉は

①膝の引きは加速と同じ腸腰筋で、掻い込まれた時は膝が屈曲を開始するためハムが瞬時働きます。といっても脱力されているため振り子のように働き、さほどでもない可能性があります。


②落とし込み時にはやはり大腿直筋ですが、この瞬間ハムが膝関節の逆さ折れを防止するため、ハムにかなりの負荷が行っています。特に落とし込みの力が強ければ強いほど負荷が大きくなります。


③そして接地の瞬間は大腿直筋が伸展され、そして接地の瞬間からハムの屈曲に入るわけですが、ごくわずかで即股関節・膝関節伸展が行われます。


これの繰り返しが、中間走の間に行われるわけです。

この動きを習得するために、いろいろ工夫されたドリルの反復を選手たちは繰り返しています。


このドリルでは、足首周りの各種靭帯、そして特にきついのがハムストリングスの痛みです。

K田君などは前述筋肉②の落とし込みが強くて(ドリル時)落とし込みの習慣膝直上のハムの痛みに苦労しています。

ウエイトトレーニングを見ていても大腿四頭筋が極端に強く、それに比べハムがやや弱いのが目につきます。そこで冬季終盤からハムの強化に力点を置いています。

現在は以前よりはかなりハムの調子がいいようです。

次回からは、これらを頭に置きながら、一部ドリルの内容の紹介とウエイトトレーニングのポイントをご紹介します。