北京大学から日本への思い | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・






中日関係を形容するのに、「一衣帯水」ほど適切な言葉はないだろう。海を隔てて向かい合う二つの国は、互いの歴史の中で大きな役割を果たしてきた。現代の多くの中国人学生たちに時空の壁を乗り越えさせ、歴史上の日本と現代の日本を感性的かつ理性的に理解させることを目指して、中国文化の先頭に立つ北京大学では、「中日交流協会」というサークルが活動している。「中日両国の大学生が手を携えて交流し、互いに友情を深める」という目標を実現するために、サークルのメンバーたちは便利でスマートなメールマガジンを活用して、日々奮闘と努力を続けているのだ。


このメールマガジンには、サークルの活動動向、日本での就職、留学、旅行、文化など、大学生たちが日本を理解するための様々な実用的な情報が掲載されている。サークルは日本の人材紹介会社と協力して、中国の大学生に日本での就職情報を提供し、また、日本の有名大学の北京事務所を通じて、大学生たちに各大学の学生募集情報を伝えている。
文化や旅行の分野では、世界第三位の規模の中華街を持つ横浜や、横浜から近く、「小京都」とも呼ばれる鎌倉を詳しく紹介している。この二つの都市によって、日本の現在を見ることができると同時に、日本の歴史も学ぶことができる。実に巧みな選択と言えるだろう。メールマガジンでは、ラーメン、寿司などの日本の伝統的な食べ物を会員に紹介しており、「和風グルメ」に目のない読者たちを夢中にさせている。また、日本で放映されているドラマの視聴率、人気のある漫画やアニメの紹介、さらには日本の社会現象の解説などまで掲載され、「中日間に時差のない」情報源となっている。


特筆すべきなのは、このメールマガジンの編集部が、中日両国の大学生たちによって構成されていることだ。異なる文化的視点や異なる生活理念が、このメールマガジンに情報量の幅だけでなく、内容に対する観点の深さも与えているのだ。さらに、頻繁に行われている「中日文化節」という実際体験のできる活動が、単に日本旅行を宣伝するだけのメディアが多い中にあって、独自の価値を持っている。
中日両国の友好の道はまだまだ長いが、このようなメールマガジンは、友好の道の途上で出会う美しい景勝地であるに違いない。中日交流協会の若者たちは、彼らの情熱と叡智によって、中日両国の友好的交流のために新たな橋をかけようとしている。彼らに心からの祝福を捧げたいと思う。無料購読はこちらへdianziyoukan@163.com 












写真提供:北京大学「中日交流協会」

北京大学&京都大学交流 http://www.puku.biz/