究極の絶叫マシンに挑戦 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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世界でもっともスリリングなジェットコースターは90度のU字型だと思っている人がいたら、それはちょっと遅れている。これまでもスリル満点であることを売りにしてきた富士急ハイランドに、今年7月に登場した「高飛車」というウルトラ級のジェットコースターの最大落下角度は、何と121度である!

一般のジェットコースターは、急だと言ってもせいぜい直角までだが、今回登場した「高飛車」は、最高の43メートルのところから内側に入り込む121度で急速落下し、ギネス世界記録をまたもや更新することになった。また、2秒以内に時速100kmに達するリニアランチ方式で、乗客は喉が張り裂けるほどの絶叫の快感を味わうことができるのだ。


「高飛車」の起点は、屋内の出発ホームである。発車すると、伸ばした手の先も見えないぐらいの暗闇に入っていく。中に何があるのか外からはわからないが、ここからスリリングな旅が始まるのは誰の目にも明らかだ。このジェットコースターは富士山の山すそにあるという有利な地理的条件を充分に活用しており、ジェットコースターが軌道面を空に向かってゆっくり最高点まで上っていく時、目の前には全日本人が誇りとする富士山とその周辺の果てしない緑が広がり、青い空と共に壮観な絶景を作り出す。みんなが風景に陶酔している時、コースターは常識破りの121度という角度で急速落下し、乗客の心理の極限が試されるのだ!この他、全行程には7つのひねりがあり、すべての人のスリルを求める欲望を満足させるに違いない。


恐怖の場面が次々に起こる行程だけでなく、「高飛車」は「FUJIYAMA」などの他のジェットコースターと比べて、本体が小さくて可愛らしい。また、今までこうした施設で発生していた「ガガガ」という大きな音がなく、静かに前へと進んでいく。これは最新改良のブレーキを使っているからで、より安全になっただけでなく、「滑らか」で「静か」という二つの特徴を持っている。さらに、先進的な制御システムによって、このジェットコースターは雨が降っても通常どおりに運行できる。


「高飛車」は30億円を費やして建設され、軌道の全長は約1000メートル、一周するのに約2分40秒かかり、料金は1000円だ。フリーパスチケットも使うことができる。たいへんスリルがあるジェットコースターなので、乗車規定も厳しくなっており、身長130cm未満または10歳未満、および61歳以上の人は乗ることができない。他のジェットコースターと同じように、乗車中にシステムが自動的に乗客の写真を撮り、終わった後で地点を指定して自分の写真を買うことができる。今回はさらに、携帯の待ち受け画面サービスも加わった。













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富士急ハイランド/高飛車 http://www.fujiq.jp/special/takabisha/