YUKI TORII、100回目のファッションショー開催 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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10月18日、「YUKI TORII INTERNATIONAL(ユキ トリイ
インターナショナル)」が100回目のファッションショーをTOKYO DOME CITY
HALLで開催し、1000人以上が来場した。2011年はデザイナーである鳥居ユキ氏が1962年にデビューしてから50年目ということもあり、記念すべき今コレクションには多くの著名人もお祝いに駆けつけ、いつにも増しきらびやかで豪華なものになった。

コレクションの内容は、春夏らしく花柄のワンピースやマリンテイストのシャツなど軽やかなイメージのラインが揃っていた。色彩はYUKI
TORIIらしいインパクトのある緑や赤、青といった原色のものが目立つ。今コレクションは色が単色で鮮やかな分、デザインは比較的シンプルで、全体としてはすっきりとまとまっている印象を受けた。ただ、さすがハレにこそふさわしいYUKI
TORII、シンプルながらも単調にならず、アクセサリーで飾り立てなくても存在感と華、そして上品さが感じられた。

だからこそ、幅広く女性の婚礼時のフォーマルな衣装やお受験スーツとしても定評があるのだろう。そして、“ハレ”を生きる多くの女優や歌手たちに愛され続けている理由なのかもしれない。ショーの後半では、そんな鳥居ユキ氏と親交の深い加賀まりこさんや木の実ナナさんらがランウェイに登場し、会場は大いに盛り上がりを見せた。美しい服を着るということが、純粋に女性にとって幸せなことであるように、ステージ上の大女優たちも綺麗なドレスに身を包み、とても生き生きと輝いて見えた。


50周年を迎えてもなお、精力的にショーを開催し続け、現在はアジアにも店舗を拡大しているYUKI
TORII。今コレクションでもより若い世代へのアプローチも垣間見られ、挑戦し続ける鳥居ユキ氏の姿勢が伺えた。鳥居氏が「常に次の作品が最高」と語るように、我々もいつも次の作品から目が離せないのである。













Photo By Mitsutaka Omoteguchi

YUKI TORII 公式サイト http://www.yukitorii.co.jp/