「メンズデー」という新たな動き | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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「女性はたいへんだ」と言う人がいるが、どこがたいへんなのか聞いたら、それぞれ異なる答が返ってくるだろう。私は、女性であることは悪くないと思う。日本では女性限定のイベントやサービスが多い。ショッピング街を歩いてみれば、「レディースデー」と書かれた店が簡単に見つかる。これは、買物をする女性客が割引などの優待を受けられることを表している。また多くの映画館では、水曜日を「レディースデー」にして、半額や割引で女性客を優待している。日経産業地域研究所が1000名の男性を対象にして優待日について行った調査(2010年10月)では、41.1%の人が男性の優待日がないのは不公平だと考えているそうだ。そんな多くの男性客の声に応えて、店側ではどんなサービスを行っているのだろうか?

横浜の「RESTAURANT BAR SMOKE」では火曜日を「メンズデー」とし、男性客のドリンクが20%オフになる。横浜の「SPA
EAS」では月曜日が「メンズDay」で、気持ちよく入浴したあとはビールが一杯プレゼントされるという嬉しいサービスがある。また、渋谷、新宿、吉祥寺などには、「メンズデー」を設けて男性客にビールや炭酸入り果実酒をプレゼントするというイベントを行っている店もある。充分食べて飲んだ後は、数人の友達同士で歌うのも楽しい。大手カラオケチェーン「シダックス」の302店舗では、男性ケータイ会員が毎週木曜日にカラオケ2時間無料のサービスを受けられる。千葉や大阪の映画館「ムービックス」でも「メンズデー」を導入し、1800円の入場券が1000円(レディースデーと同じサービス)となっている。レストランや娯楽業界以外では、スポーツスタジアムでも男性客を重視しており、北海道の日本ハム・ファイターズ(野球場)では毎週火曜日に、男性は半額で入場できる。野球がよくわからなくても、男性半額の特権を利用して、ちょっと体験してみるのも悪くないだろう。


「レディ・ファースト」は国際的に認められた礼儀の原則だが、女性はすでに「レディースデー」を楽しんでいるのだから、次は男性たちが「メンズデー」のお得感を味わう番ではないだろうか?各業界の「レディースデー」が好評なのだから、「メンズデー」も注目を集めていくのは当然のことと言えるだろう。














レディースデーのない、またはメンズデーのある映画館リスト http://www40.atwiki.jp/imbalance/