東京ゲームショウ2011 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・






世界のゲームファンにとって、一年に一度の盛大な祭典――東京ゲームショウが、9月15日から18日まで、千葉県の幕張メッセで開催された。放射能の影響を心配したために、エレクトロニック・アーツやユービーアイソフトを初めとする多くの欧米企業が欠席したが、4日間で22万2668枚の入場券が販売され、1996年に始まって以来の新記録を打ち立てた。今回のショウのスローガンは「ゲームで日本を元気に」である。これには震災の傷跡をゲームの楽しさで癒すという意味も込められているのだろう。

今回のゲームショウで最大の話題は、ソニーのゲーム機PS
Vitaである。スマートフォンのゲームが日々進化し、ゲーム専用機の人気が落ちてきている今日、ソニーが再び我々に躍動感を与えてくれるかどうか、すべてのゲームファンが注目している。今回のゲームショウで、ソニーはPSVの発売日を12月17日と発表した。「みんなのGOLF
NEXT」や「ラグナロク
オデッセイ」などのソフトも同時発売される予定だ。また、携帯電話ゲーム会社のGREEは初めて第一線のメーカーとして大々的に登場し、iPhoneやアンドロイドに対応する数十種のゲームを展示した。GREEの白いイメージのブースとPSVの黒いブースは、離れてはいたがコントラストをなしており、対決姿勢が感じられた。

今回のショウでは、日本の三つの国民的ゲームについて、新しいニュースがあった。「ドラゴンクエスト10」がWiiに登場すると同時に、オンラインゲームにもなった。「ファイナルファンタジーⅩⅢ」の「13-2」は、人気グループAKB48の大島優子からの応援があり、AKBのイメージの外伝的作品「ファイナルファンタジー零式」もPSPに登場した。「モンスターハンター3G」は3DSで新たなハンティングブームを巻き起こすだろう。このゲームの記念品は、会場であっという間に売り切れてしまった。


中国のゲームファンにとって、いちばん関心のあるゲームは、以下のものである。「ウイニングイレブン2012」と「FIFA2012」の二つのサッカーゲームの最新作がまもなく発売になり、「ウイニングイレブン」には右スティックでアシストの選手を動かすという新機能が加わる。「真・三国無双6」の「猛将伝」も今月中に登場し、郭嘉、?徳、王異の三人の新しいキャラクターが加わった本作は、「滾滾長江東逝水」(長江は東へとうとうと流れる)で表現されるような英雄豪傑の物語を展開し、同じく三国時代を題材にした戦略ゲームの大作「三国志12」も来年発売される。この他、「聖闘士星矢戦記」や「ワンピース」も、今回のゲームショウで最新のプロモーション画面を披露した。これらの漫画が好きなファンたちにとっても、嬉しいひとときだった。














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