新型のランドセル | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・

友だちがたくさんできるだろうか?学校生活はどんなふうだろうか?校門をくぐるということは、自分が新しい成長段階に入ったことを意味する。入学前の子どもたちは、期待と不安を抱えながら、将来の学校生活に憧れている。そんな時に、両親や親戚がランドセルを子供たちに贈るのは、子供たちの入学を祝うと共に、子供たちの未来に大きな期待を持っているためである。日本では、圧倒的多数の小学生が硬質のランドセルを背負っている。スタイルはほとんど同じで、統一された形である。カバンを見ただけでは、誰が裕福な家の子供か貧しい家の子供かわからないので、平等な環境で学習生活を送れるというわけだ。イトーヨーカ堂やイオンでは今月、小学生のランドセルの新商品を売り出す。外形からは、従来のランドセルとあまり違わないようだが、一体どこが新しいのだろうか?


百年の老舗、株式会社セイバンが、2003年に「天使のはね」というランドセルを発表したところ、軽くて背骨を保護することから大人気となり、会社もこの製品ですっかり有名になった。今回、イトーヨーカ堂とセイバンが共同開発した新しい「グッドフィット」シリーズのランドセルには三つのタイプがあり、今月から全国145の店舗で販売される。この三種類にはいずれも「天使のはね」と「3D肩ベルト」が採用され、脊椎をまっすぐに保持する構造に設計され、重さをうまく移動させて、ランドセルの重さの全体量を背中、肩および腰に平均的に分散させる。「グッドフィット」シリーズの新しいポイントは、ランドセルの収納量を重視していることであり、A4サイズのファイルを簡単に入れることができる。主力商品は「グッドフィットポケット」(39900円)で、色は21種から選べる。「グッドフィットプレミアム」(48000円)は、背中の通気性が高く、負荷を軽減する最高級機能「せみね」が採用されている。もう一度小学校時代に戻れるなら、私もこんな「天使のはね」が中に隠されたランドセルを使ってみたいものだ。


イオンの「かるすぽ」も、今月全国500の店舗で販売される予定である。全部で24色の中から選択でき、価格は約31000円~37000円である。これまでの商品もすでにA4サイズのファイルを入れることが可能だが、学校の先生がくれるコピー資料などの書類が増加するのに伴って、幅22.3cmのランドセルでは使いにくくなっている。それを踏まえ、新商品は幅を23.5cmまで拡大し本体の重量を1000gに軽減した。さらに仕切りボードを加え、本がランドセルの中で動かないように工夫してあり、飛び跳ねるのが好きな子供たちにとって嬉しい心遣いである。

(C)2011 Ito-Yokado Co., Ltd. (C)2011 Topvalu.

イトーヨーカ堂のランドセル http://www.itoyokado.co.jp/special/randoseru/index.html
  トップバルのランドセル http://www.topvalu.net/randoseru/index.html