コスプレサミット2011 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

東京に暮らす中国人が見た、リアルタイムのこの国のすべて・・・

世界コスプレサミット、通称WCSは、2003年に愛知県のテレビ局が開始したもので、世界コスプレサミット委員会が開催するコスプレの世界大会である。今年のWCS2011は8月6日に名古屋で開幕し、会場には約1万7000人が集まった。コスプレチャンピオンシップに参加する選手に加え、たくさんのコスプレ愛好者も集まり、あたりは熱狂に包まれた。


世界コスプレサミットは、主として日本の「漫画/アニメ」を通じて日本の若者文化を発信し、国際交流を促進するということを目的としている。日本のMANGA文化は歴史が長く、コスプレとは元々、日本の漫画と若者の自由な創造が結合して生まれたものであり、現在は世界各地の若者が共鳴し、次第に新しい国際交流モデルを形成しつつある。2005年から世界のコスプレチャンピオンシップが開催されるようになり、各国から一組2名の選手が参加し、コスチュームの模倣の度合いとパフォーマンスなどによって点数をつけ、最後に優勝者を決定している。


今年のWCSは名古屋で開催され、マレーシアとオランダが新しく加わった。その他、中国、イタリア、アメリカ、フランス、シンガポール、ドイツ、タイ、ブラジル、スペイン、日本、デンマーク、フィンランド、メキシコ、オーストリア、韓国の17カ国の優秀なコスプレイヤーが参加し、これまでで参加国が最も多い大会となった。今年の日本代表選考会はfacebookで選抜が行われ、世界各地からの「いいね!」の数と応募プロフィールなどから合格者が決定され、8月6日に今年の選考会ゲスト「SKE48」が最終選抜において今回のチャンピオンシップの日本代表を決定した。


今回のコスプレチャンピオンシップでは、「ファイナルファンタジー12」のバルフレアとウルティマを演じたブラジル代表が優勝した。ブラジルは2008年以来、三年ぶり、三回目の世界チャンピオンとなった。第二位と第三位はそれぞれ、「シュガシュガルーン」を演じたイタリア代表と、「真・三国無双6」を演じた中国代表が獲得した。日本代表は、今年は「スーパーマリオブラザース」を演じ、第七位だった。


チャンピオンシップが終わった後の8月10日と11日に、今回のイベントに参加した6名の選手が自ら東日本大震災の被災地を訪ねた。彼らは仙台空港の再開に感動し、日本にもっと多くの励ましを送りたいという希望を述べた。今回の世界コスプレサミットは、日本の震災復興に多くのプラスのエネルギーを与えたに違いない。近い将来、日本は必ず、世界に対して力強く新しい姿を見せることだろう。

(C)Aichi Television Broadcasting Co., LTD.

世界コスプレサミット http://www.tv-aichi.co.jp/wcs/  (日、英、中)