板チョコのベンツ「スマート」 | 「週刊・東京流行通訊」公式ブログ

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まもなくバレンタインデー!今年は何を贈ったらいいだろうか?もしあなたが流行に敏感で、ちょうど車を買おうと思っていたところなら、このベンツのコンパクトカーが参考になるかもしれない。


普通のベンツと異なるのは、この「スマート」がメルセデスベンツのコンパクトカーブランドであることだ。ベンツが私たちに与える印象が「ビジネス性」「重厚感」などであるのと異なって、「スマート」は実に可愛らしい。特に今回はとても可愛いアクセサリーブランドの「Q-pot.」とコラボして、チョコレートをテーマとした車を発売したのである。チョコレートそっくりに塗装した車体や、キャラメルのような褐色のタイヤを見ていると、実は車ではなくて、1/8に縮小した、食べられるチョコレート製ミニカーではないかと錯覚してしまいそうだ。


もちろんこの「スマート」は本物のチョコレートで作られているわけではなく、チョコレートの滑らかな質感をデザインに表現しているのである。「Q-pot.」の創設者でありデザイナーでもあるワカマツタダアキさんは、自身が甘いものが大好きであるため、「Q-pot.」のすべての装飾テーマはスイーツやチョコレートである。驚いたことに、ワカマツタダアキさんは90年代には、男性ファッション雑誌「メンズ・ノンノ」の専属モデルだった。病気の父親を看病するためにモデルを辞めることになった彼は、アクセサリー業界で自分のブランドを立ち上げたのである。


「スマート」シリーズの車が発売されて以来、すでに世界45カ国で120万台が販売された。「スマート」が省エネで環境に優しいことは、早くから知られている。「スマート」のエンジン排気量はわずか1.0Lで、この少ない排気量の上に、さらに「省エネECOモデル」と呼ばれる燃料節約措置が施され、時速8キロ未満でブレーキを踏むと、エンジンが自動的に切れ、再びアクセルを踏むと、エンジンが最短の方法で再び起動する。こうして省エネ効果が得られるというわけだ。


「スマート」のコンパクトな車体を見て、勘違いをしてはならない。フォルクスワーゲンのビートルやMini Cooperなどのヨーロッパの小型車同様、ベンツの一員である「スマート」の内部は、実に広くて快適なのである。このチョコレート版「スマート」は2月2日から15日まで、東京銀座の三越百貨店1階で展示され、3月に発売される予定である。標準価格は236万円である。

(C)Mercedes-Benz. (C)Gramme Co.

smart fortwo x Q-pot. http://www.smart-j.com/event/q-pot/index.html